貯金できる人できない人の違い 貯金500万円の同期もいるのに自分はゼロなのはなぜ?
収入が同じAさんとBさん。二人は職場の同期で勤続年数も収入も同じです。しかし、Aさんの貯金額は500万円なのに、Bさんの貯金額はゼロ。ほとんど同じ条件の二人なのに500万円もの差が出るのは、なぜでしょう?
AさんとBさんの貯金額がこんなに違うのは、お金に関わる日々の生活習慣や人生の選択肢の違いからです。
Aさんは初任給をもらって以来ずっと、手取り月収の4分の1を貯金し、ボーナスは全額貯金しています。年に一度、自分へのご褒美としてブランド品を購入しますが、大切に長く使っているので一生物の上質なアイテムが年々増えていきます。いざとなれば売って換金をすることも可能です。冠婚葬祭がかさんだり、急な入り用の時はボーナスから貯めたお金を利用することもありますが、毎月先取り貯蓄しているお金には一切手をつけていません。1年間に50万円コツコツ貯めていけば、特別年収が高くなくても10年間で500万円を貯めることも可能なのです。
これに対してBさんは、もらった収入はすべて洋服やコスメや飲食など消耗品や消えてなくなるものに使い切ってしまいます。それどころかまだ入金されていないボーナスを当てにして、クレジットカードで先買いをしてしまいます。セールの時などは、「安いから」とよく考えずに大量買いをしてお金を減らしてしまいます。部屋には、袖を通していない洋服や未使用のコスメであふれかえっています。お金がないのに友達から誘われると断れず、飲み会や海外旅行などに行ってカード明細を見て後から後悔と言ったことも多々あります。
AさんとBさんは、ちょっと極端なケースかもしれません。でも、毎日の小さな選択の積み上げがその人の貯金額を、ひいては人生さえ決めることになるのです。
人間の意志は非常に弱いということをまずは自覚しましょう。多くの人は銀行口座にお金があると、なんとなく使ってしまいます。収入をもらったら真っ先に一定の割合で貯金を先にどけてしまい、Aさんのようにその分はないものだと心がける作るクセをつけることが大切です。