【京都市山科区】2023年10月に市バスの敬老乗車証制度の見直しが。新たに回数券制度の選択も増えます
2023年7月11日に京都市から、2023年10月より敬老乗車証制度の見直しをすると発表がありました。
今回の見直しではいくつか変更点があり、1つ目は交付開始年齢が70歳から段階的に75歳までに引き上げられます。2つ目は「交付対象者の所得制限」、「負担金階層を細分化」及び「負担金の引上げ」で、合計所得金額700万円以上は対象外になるなど、金額の負担が増えます。
3つ目は敬老バス回数券の新設です。敬老乗車証の交付対象者であって、フリーパス証の交付を受けない方は、回数券綴りの合計額の年間最大1万円分の半額を京都市が負担します。年に数回しか利用しないなど頻度が低い場合には、こちらの方が得な場合があります。回数券に有効期限はないものの、購入申請は年1回限りなので注意が必要です。
4つ目は民営バス敬老乗車証の適用地域の拡大です。「市バスが運行していないが、民営バスが運行している特定の地域」に住んでいる人には、フリーパス証に加えてその地域を走行する特定の民営バスに乗車できる「民営バス敬老乗車証」を交付しています。山科区は元から対象地域だったのですが、今回新たに地域が拡大し、京都バスなどが範囲に含まれます。
京都市の財政負担増から、2023年4月に市バスの1日券などの廃止があったばかりで、市民の足に影響がありそうですね。