【伊勢市】「現地の大学生と交流したい」上地町の中西勇晴さん(21)が自転車でアメリカ横断 16日出発
人生100年時代を迎え、年齢を重ねてもチャレンジをする人が増えてきました。とはいえ、やはり、若い時分、特に20歳前後で体験したことは、その後の人生に大きな影響を与えると思います。上地町の中西勇晴さん(21)は同志社大を今年4月に1年間休学して16日、日本を離れアメリカへ。ニューヨークからロサンゼルス約6500キロを90日かけて自転車で横断します。
―自転車でアメリカ横断のきっかけは
きっかけは大学2年生の春。米国公認会計士を目指して勉強していた際、友達と雑談中に「アメリカ横断カッコいいよな」の一言で衝撃を受けて。時間が経っても、衝動が消えず、「自分のやりたいことをしたい」と決断しました。夏休みに家族へ報告したら、「口だけでは」と軽い反応。意志が固いと分かると、「本当にやるの?危ないよ!」と。「俺、やるねん」と言い続けた結果、とうとう両親も折れて、休学を許してくれました。
―資金はどのように調達
ラーメン屋や富士山山小屋のアルバイト代とクラウドファンディンクで、150万を調達しました。また、アウトドア用品会社とスポンサー契約も結びました。皆さまの支援のおかげです。ありがたいです。
―横断のコースは
ニューヨークをスタートして、ボストン、トロント(カナダ)、デトロイト、シカゴ、ゴールはロサンゼルスです。ボストンは大学生が多い地域。ハーバード大や同志社大の創立者が学んだ大学の学生と交流したいですね。シカゴからはルート66を約3000キロ走ります。3大美術館やナイアガラの滝、グランドキャニオンなどの観光も楽しみです。面白い出会いを期待しています。
運動が好きで、15年間サッカーをしていた中西さん。京都市内往復や琵琶湖一周、四国一周などのトレーニングを積み、脚力を鍛えました。「今までの出来事はインスタグラムで配信中です。アメリカ滞在も順次アップする予定です」。若者のチャレンジを一緒に応援しませんか。