釣りに便利なアイテムや情報を紹介している「釣りの知恵袋」なるフィッシュです！

安くて釣れると評判の100均ルアーですが、実はあるものが原因で、箱から取り出した状態ではほぼ使えない状態なんです…

そのあるものとは…

ずばり、フックです！

実は100均ルアーのフックって、大きな魚がかかるとすぐに曲がってしまって使いものにならないことで評判なんですよ。

なので使用する時は、市販のフックと交換してからというのが釣り人の間で常識となりつつあります。

ですがこのフックが一体何kgの負荷がかかると曲がってしまうのか、ご存知の方は少ないのではないでしょうか？

そこで今回は、そんな100均ルアーのフックがどれだけ弱いのか、定量的に検証したいと思います！

今回使用するアイテムがこちら

100均ルアーの強度を測定するために、こんなアイテムを用意してみました！

こちらは釣り用のデジタルスケールといって、物をぶら下げると、その物の重さを計測することができます。

こんな感じでスケールにフックを引っ掛けて、その下にオモリをぶら下げれば、フックが何kgまでの負荷に耐えられるか定量的に把握することができます。

今回はこちらのデジタルスケールを使って、ダイソー釣具の人気ルアーである「ソルト用ジグヘッド」のフックの強度を検証していきましょう！

まずは3kgのオモリをぶら下げてみると…

こちらは問題なく持ち上がりました！

更に負荷を上げて4kgのオモリをぶら下げてみると…

持ち上がったのですが、ここでフックに異変が。

オモリをぶら下げていたフックが、重さに負けて曲がってしまいました。

試しに別のフックで試してみても結果は同じ。

ダイソーのソルト用ジグヘッドに標準で付いているフックは、4kgの負荷がかかると曲がってしまう結果となりました。

メーカー品のフックだとどうなる？

この結果だけでは100均ルアーのフックの強度が高いのか低いのかわからないので、比較用にメーカー品のフックを用意してみました！

こちらのフックを使って、先ほどと同じ条件で検証していみましょう！

まずはダイソーのフックが耐えられなかった4kgのオモリをぶら下げてみると…

全く問題なく持ち上がりました。

持ち上げたあとのフックをよく見てみても

特に変形しているといったことはありません。

続いて5kgも試したところ、問題なくクリアできたので、6kgのオモリをぶら下げてみると…

持ち上がりはしたものの、重さに負けて曲がってしまいました。

今回使用したメーカー品のフックも、6kgのオモリをぶら下げると重さに負けて曲がってしまうという結果になりました。

検証結果を踏まえて

検証の結果は、以下のようになりました！

「100均のフックでも3kgまで耐えられるなら、相当大きな魚が釣れても大丈夫じゃないの？」と思う方もいるかもしれないのですが、全然そんなことはありません。

3kgの重さだとシーバスなら60-70cm程度かなと思うのですが、これは魚が暴れない前提の話で、ファイト中には魚が暴れたり走ったりするので、実際はもっと大きな負荷がかかります。

なので仮にファイト中に魚の重さの倍の負荷がかかるとすると、1.5kg程度の魚、つまりせいぜい40-50cmまでしかキャッチできないのかなと思います。

100均ルアーもルアー自体は優秀なので、大きな魚が釣れることも珍しくないんですよ。

今回検証で使用したソルト用ジグヘッドでも、70cmのシーバスを釣り上げたのですが、恐らくフックを交換せずに使っていたら針を伸ばされていたと思います。

せっかく大きな魚が掛かっても、フックのせいでバラしたら本当に悲しいので、検証の結果からも100均ルアーを使用する際にはやはりフックを交換した方がよさそうですね！

今回は100均ルアーのフックの強度について、検証してみました！

強度の他に「鋭さ」や「サビやすさ」についても下の動画で検証しているので、興味がある方はぜひご覧ください。

他にも釣りに役立つ情報を紹介しているので、気になる方はぜひご覧ください。

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