「超高品質」なアウディ新型A4が登場
アウディ・ジャパンが発表した新型A4は、「超高品質」と表現するのが相応しい仕上がりで登場した。
このクラスはご存知のように、メルセデス・ベンツCクラス、BMW3シリーズという2大巨頭がおり、A4はこの2台に挑むカタチで何代にもわたって挑戦を続けてきたモデルでもある。
そうした経緯で本日発表された新型は、まず一層品質を追求した外観/内装が印象的。外観はボディサイドを走るキャラクターラインを谷折りとして、遠目からでもクッキリとした印象を与える。またヘッドライトは遠くまで確実に光を届けて照らすレーザータイプを採用するなどして、その眼は透明感に溢れる。ドアを開けると、他のアウディのモデルと共通するデザインテイストを展開。例えばメーターは全面がTFT液晶となっており、ここにスピードメーター等が描かれるが、必要に応じてナビ画面もここに映し出すこともできる。さらにインテリアにおいても高品質感が極まっており、ライバルとなるCクラスや3シリーズよりも、内外装ともに”高く見える”デザインになっている。
技術的なハイライトはトレンドともいえる安全装備の充実だろう。アウディ・プレセンスと呼ばれるそれは、他車に差をつけるアダプティブクルーズコントロールを備えたのが特徴。トラフィックジャムアシストと呼ばれるそれは、渋滞時にアクセルとブレーキを自動で動かすのに加えて、ハンドル操作も行うことで、将来的な自動運転を見据えた技術を採用したという。
搭載エンジンは2.0Lの直噴ターボで、190ps(燃費はリッター18.4km)と252ps(燃費はリッター15.5km)という出力違いの2種類を備える。駆動方式はFFとクワトロ(4WD)の2種類を用意しており、価格は518万円からとなっている。
本日の発表会でクルマを実際に目にしたが、その完成度の高さは圧倒的。特に品質の高さには目を見張るものがある。それだけに、実際に試乗してみて、3シリーズやCクラスとどのような相関関係になるのかを一刻も早く知りたいものだ。なお、試乗会は2月末に開催が予定されているので、ここでもレポートしたい。