ヤンキースは指を2本骨折の一塁手が第1戦に先発出場。「5人目」の先発投手もロースターに入る
リーグ・チャンピオンシップ・シリーズの前に、ニューヨーク・ヤンキースは、ロースターの26人中2人を入れ替えた。ポストシーズンのロースターは、シリーズごと(とシリーズ途中に怪我人が出た場合)に変更できる。
ヤンキースは、一塁手のアンソニー・リゾーと投手のマーカス・ストローマンをロースターに入れ、ルーキーの2人、一塁手のベン・ライスと外野手のデューク・エリスを外した。ディビジョン・シリーズの投手11人と野手15人から、投手12人と野手14人のロースターとした。
リゾーは、9月28日の死球により、右手の薬指と小指を骨折した(上の写真は、その直後)。ディビジョン・シリーズで一塁を守ったのは、第1戦と第3戦がオズワルド・カブレラ、第2戦と第4戦はジョン・バーディだ。バーディについては、こちらで書いた。
◆「プロ14年目に今まで未経験だったポジションを守る。試合の途中からではなく先発出場」
ライスは、途中出場もなかった。エリスは、第4戦に代走として出場した。
リゾーの通算本塁打は303本を数えるが、今シーズンは92試合で8本にとどまった。出塁率.301も、メジャーリーグ2年目以降の13シーズンのなかで最も低い。ゴールドグラブは、シカゴ・カブス時代の2016年と2018~20年に4度。現在の年齢は35歳だ。8月初旬に誕生日を迎えた。
まだ、完治はしていないようだ。リーグ・チャンピオンシップ・シリーズ第1戦は、「8番・一塁」として出場する。
ストローマンは、今シーズン、154.2イニングで防御率4.31を記録した。先発投手として28試合に登板後、ローテーションから外され、リリーフ1登板と先発1登板。最後の登板は、肘を痛めたネスター・コーテズに代わって先発マウンドに上がり、4回表に1対5となったところで降板した。
リーグ・チャンピオンシップ・シリーズのローテーションは、確定している。10月14日の第1戦がカルロス・ロドーン、15日の第2戦がゲリット・コール、17日の第3戦がクラーク・シュミット、18日の第4戦はルイス・ヒールだ。ストローマンは、ロング・リリーバーとしてブルペンに待機すると思われる。