お祭りシーズンの秋、名古屋のシンボル名古屋城でも10月7日(土) ～ 11月23日(木)まで秋祭りが開催されているようです。周辺では、マルシェイベントが行われていたりするので休日は特ににぎわっています。イベントを楽しんでおなかが空いたら、近隣で出店しているキッチンカーや金シャチ横丁の飲食店などで手軽に食事をとるのもいいのですが、ちょっと志向を変えて、地元のお店を開拓してみるというのはいかがでしょうか。
「田仲家」さんは、地元の常連客があしげく通う人気のお店。創業42年の老舗です。
名古屋城から歩いて20分ほどの場所で営む和食とおすしのお店です。

こちらのお店、人気なのはランチタイムに提供される10種類のランチメニュー。どれもボリュームがあり、老舗の味はお墨付きですが、それらがすべて650円(税込)でいただけるのです。

今回筆者が食べたのは、幕の内です。大きな弁当箱におかずが盛りだくさん！

手前には、塩がふられた天ぷら。かき揚げ、えび、かぼちゃ、なすと種類も豊富です。ご飯もたっぷり。

奥には、魚の干物やお刺身、ごぼうの和え物、そして丁寧にカットされた煮野菜が並びます。もちろん、赤だしとお新香も添えられます。おかずの種類が多いので、いろんな味が楽しめて大満足の幕の内でした。

なぜこれほどのメニューをこの価格で提供できるのか。「えっちゃん」と呼ばれていたホール担当の方にお聞きしたところ、「大将」と「えっちゃん」の親子二人で切り盛りしているお店だから、人件費がかからない分安く提供できるのだそうです。
今回筆者は一人で伺ったので、カウンターに座りました。隣では近くの居酒屋のママさんが煮込み料理を食べながら熱かんで昼飲みの真っ最中。「今日はお店が休みだから食べに来てるの。このお店は初めて？」などと気さくに話しかけてくれたので、しばしの談笑を楽しみました。
老舗ということもあり、それなりに経年を感じますし、ローカル色も強い雰囲気なのですが、初めて訪れた筆者でも妙に居心地良く感じるお店でした。
夜は、カウンター越しにおすしを握ってもらったり、和食をオーダーしてお酒と一緒に食べたりできる居酒屋風になるのだとか。
名古屋の町を、少しディープに楽しみたいならぜひ訪れてもらいたいお店です。

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