12月に入り、河内長野市では新しいことが次々と始まっています。

昨日河内長野駅前では、関西万博に向けて8つのイベントがテーマパークのように、同時多発的に行われましたし、12月3日には日本の最高学府・東大と河内長野市が新しい協定の締結を行いました。

東京大学先端科学技術センターと河内長野市とで行われた締結式の当日、私も取材しました。西野市長のあいさつに始まり、杉山所長の講演、河内長野出身で、市民ワークショップなどでも登場し、今回の提携で東大先端科学技術センター側の担当でもある三村教授の講演がありました。

具体的な事はこれからとのことですが、市の地場産業「つまようじ」のように「先が尖った」という個性的な研究者が集まった研究機関との協定で、これからどのような化学反応が起こり、新しい動きになるのかが楽しみですね。

そして、もっと身近な新しい動きが寺ヶ池公園でもありました。寺ヶ池公園では、毎年師走になるとイルミネーションがクリスマスのころまで行われ、キッチンカーなどが日替わりで登場する冬の名物詩です。しかし、今年はひと味違います。なんとイルミネーション点灯の期間は年を越えて1月26日までロングランで行われるばかりか、初めて点灯式行われたのです。

背景には、寺ヶ池公園の指定管理者が新しくなったことが考えられます。秋のイベントで河内長野雑貨村などが行われた際も、今までとは少し違ったイベントになっていました。とはいえ、正直言ってイルミネーションの点灯式まで行うのには驚きました。

さて、一昨日の12月6日に、寺ヶ池公園でイルミネーション準備の様子を見てきました。この時に驚いたのは、フェリース橋のイルミネーション装飾がないことです。

昨年の寺ヶ池公園のイルミと見比べるとわかりますが、指定管理者が変わるとイルミの内容も大きく変わるんだと思いました。

フェリース橋の代わりに、四角い噴水の池の周りに蝶をかたどったものが設置されています。当日はこれが光るものと考えられます。

さて、四季の広場では点灯式前日ということもあり、準備が大詰めを迎えていました。

翌日の点灯式がどういう内容なのか楽しみですね。

そして1日が経ち、昨日の17時前に寺ヶ池公園に到着しました。

入口にイルミネーション募金があります。イルミネーションもお金がかかりますから、来年以降も継続するために是非にということですね。

ちょうど点灯式が始まった時間でした。女性司会者の進行により始まります。

壇上には西野市長と寺ヶ池公園指定管理者のシダックス大新東ヒューマンサービスの増田さんの姿があります。

西野市長のあいさつです。寺ヶ池公園は来年以降、本格的なリニューアルを計画しているという話をされました。

シダックス大新東ヒューマンサービスの増田さんは、指定管理者として公園を利用する皆さんにこういうイベントをしてほしいという意見があればどんどん教えて欲しい、そしてみんなに愛される寺ヶ池公園にしていけたらという話をされました。さらに1月のイルミネーションが終わってから別のイベントを考えているとのこと。

そして、いよいよカウントダウンです。一度みんなで声を出して練習してから本番になりました。

イルミネーションが点灯すると、ステージの後ろについているリボンが付いたリングと、その後が光の帯になりました。ちなみに今回のイルミネーションのテーマは「アニマル」とのこと。

壇上にいるふたりもイルミネーションに目を奪われているのがわかります。

イルミネーション点灯と同時にキッチンカーの販売が再スタートします。

多くの人が集まっていますね。いつもなら12月に入ると自然にスタートして、徐々に盛り上がるような雰囲気でしたが、今年から点灯式というセレモニーが加わったことでみんなこの日を期待し、当日一気に人が集まったことがわかります。また、人づてに聞いた話では、近隣の家に点灯式があることのチラシのポスティングがあったようです。

点灯式が始まった直後少し雨がぱらつきましたので、傘をさしている人の姿もありますが、しばらくしたら雨は止みました。

この日はキッチンカー以外にも、いろいろなイベントがありました。

まず模型の鉄道が走っています。遊園地で走っているようなファンタジーを感じる鉄道模型ですね。

そして、秋や春の催しの時に見かけましたが、実際に乗車できるロードトレインも運行されました。

トレインにも光が点灯しています。順番にファミリーを載せて四季の広場を巡回しました。

こちらは四季の広場に設置された光のトンネルです。光のトンネルは2ヵ所あります。

光のトンネルに行く前に、今回のイルミネーションのテーマという「アニマル」を見ることにしました。

アニマルはリングの後ろ（画像上では手前）にいる2体のキリンです。

ひとつは座っているキリン。

もうひとつは立っているキリンです。

首が長いキリンは背の高い寺ヶ池公園の木々と合っているような気がするのは私だけでしょうか？

キッチンカーの中には、長い行列ができているところもあります。

寺ヶ池公園の公式ページ（外部リンク）に、12月に出店するキッチンカーのリストが紹介されています。昨年までならクリスマスで終わる寺ヶ池公園のイルミネーションですが、今年は年を越して1月26日まで行われますから、1月以降のキッチンカーのリストは後日発表されるものと考えられます。

• MOGMOGベビーカステラ（ベビーカステラ：8日、13日、18日、23日、24日、25日）
• サニーズ大阪店（クレープ：日程記載なし）
• はるるキッチン（ホルモン焼きそば、おにぎり、たません、ドリンク、お汁粉：24日、25日）
• 神戸南京町朋栄（HOSHITONBO）（2ぼっかけ焼きそば、たこさんウインナー、たません、揚げ餅、チョコバナナ：1日、22日）
• BAMBYCAFE（クリスマスラテ、イタリアンソーダ全6種、エスプレッソアレンジコーヒー全10種、パニーニ、ホットドッグ全5種、チュロス：14日、21日、22日）

• PIZZA ROTOLO（ピッツア、ハーブフランク、ホットワイン、ホットチョコレート、ビール：23日、24日）
• TERRACECAFE＆（クレープ各種、ドリンク各種：20日、25日）
• Lulumaru Cafe（クレープ、クレープロール、ミニパフェ：14日、15日）
• mommy foods（スープ各種、オニオングラタンスープ、いちごミルク、ホットコーヒー：15日、18日）
• ハラールフライドチキン（フライドポテト、チキンから揚げ、ドラムスティックフライドポテト、骨なしクリスピーチキン：17日、19日、20日）
• ヤイテハサム（チリカンサンド、ベーコンエッグチーズ、コーヒー、カフェオレ：21日、22日）

さて、一昨日みた蝶々も美しく光り輝いています。四角い池に反射しているのも素敵ですね。

そして、木に巻き付かれていた電飾もこのように幻想的な光のツリーとなりました。

特に、非常に背の高い木にイルミネーションを施したのが大きな特徴ですね。木が大きくて背が高いので、遠くからでもイルミネーションの光が見えるのです。

ここで、こちらの緑輝く木を拠点に、四季の広場を時計回りに周回してみました。

まずは、光のトンネルです。ふたつありますが、最初は赤紫色がかった方から行きましょう。

最初は赤い提灯がついているのかと思っていましたが、近づくとフルーツの様です。リンゴやイチゴが見えます。あとはナシでしょうか？

フルーツが、光のトンネルに良いアクセントになっている気がしました。

トンネルを抜けました。そこから見える四季の広場の集会にある黄色い帯も素敵です。あまりにもキレイだからでしょうか？興奮した子どもたちが走り回っていました。

黄色い帯を見ながらもうひとつの光のトンネルを目指します。

もうひとつのトンネルは青っぽい色を基調としているようです。

こちらのトンネルのイルミは、蔓（つる）の様にぶら下がって装飾しています。そのため風が吹くと前後左右に揺れていました。

光のトンネルも色だけでなくいろいろと違いをアピールしているのが素敵ですね。

この辺りは、より臨場感を味わってもらおうと動画に撮影しました。

そして、こちらにも背の高い木にイルミネーションが施されています。すぐ下に人影が見えるので、いかに高い木なのかがわかります。

寺ヶ池公園の周りはすっかり暗闇になりましたが、暗闇になったことで、むしろイルミネーションの光が映えわたります。

蝶だけでなく木の光も池に映し出されていました。

木に施されたイルミネーションもいろんな色があります。こちらは情熱的にも感じる赤い光ですね。

今年のイルミは公園の木や草を旨く利用して光の国を表現しているように感じました。イルミネーション会場は場所によっては有料のところがある中、寺ヶ池公園のイルミネーションは期間中、無料で何度でも見られるのが素敵です。

駐車場側の出入り口です。私は公共交通派なのでわからないのですが、寺ヶ池公園の駐車場で止められる車の台数が少ないようです。今回の点灯式では臨時駐車場を用意したとのことですが、寺ヶ池公園のリニューアルで、そのあたりが考慮されるかどうかも気になります。

公園管理事務所の近くです、以前は管理事務所にも派手なイルミネーションが施されていましたが、今年は四季の広場にイルミネーションを集中した関係で、わずかな光の反射だけにとどめているようでした。

右側に先ほどの光の木が見えます。ほぼ一周しました。

寒いこともあり、予定より前倒しで17時30分からステージが始まりました。

ゴスペルのコーラス隊の皆さんです。

イルミネーションの美しさに負けないゴスペラの素敵な歌声が、夜の寺ヶ池公園に響き渡りました。

サンタクロースの姿も見えます。クリスマスまでまだ2週間以上ありますが、もう寺ヶ池公園の夜はクリスマスですね。

まだまだ賑やかな寺ヶ池公園ですが、私は寒くなってきたので一足早く引き上げました。イベントはとりあえず点灯式が行われた昨日だけですが、イルミネーションは毎日17時から点灯します。

これからイルミネーション見学に向かう人もいます。フェリース橋などの光はなくなりましたが、その分四季の広場に光が集まりました。少なくとも今年も寺ヶ池公園のイルミネーションで見る人の気持ちを温かくしてくれるような気がしました。

ということで、昨日の12月7日17時から、今まで行われたことのない寺ヶ池公園イルミネーションの点灯式とイルミネーションの様子を取材してきました。

ちなみに寺ヶ池公園のモミジも現在きれいに色づいています。夜はイルミネーションですが、少し早い時間に公園にきて紅葉を楽しむのも良いですね。

寺ヶ池公園イルミネーション

住所：大阪府河内長野市小山田町　寺ヶ池公園四季の広場　　　

日時：1月26日まで　17：00～21:00
アクセス：南海・近鉄河内長野駅、南海千代田駅からバス　赤峰バス停下車徒歩1分　
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