中原区から目指すはGAFA!現役東大生創業のAIを活用した広告サービス「Essen」とは?

スタートアップ企業と聞くと、なんとなくキラキラしたイメージがあり、渋谷でオフィスを借りてブイブイ言わせている人たち・・・と思っている方もいるかもしれません。
しかし、ここ中原区にも、途轍もない可能性を秘めたスタートアップ企業がある事をご存じでしょうか。
今回は、中原区でAIを活用した広告プラットフォーム「Essen」を創業した現役東大生・橘健吾(たちばなけんご)さんにお話をお伺いしてきました。
中原区発!個人と企業が共助的に価値を生む広告プラットフォーム 「Essen」
AIを活用した広告プラットフォームと言われても、何を言っているのかわからない人が殆どだと思います。
まずは「Essenとは何なのか」について、聞いてみました。
和合:
Essenって、どんなサービスなんですか

橘さん:
Essenは、個人の所有する車両の表面を広告媒体として活用し、AIなどを活用する事によって独自に広告効果を評価するサービスです。
パートナードライバー(PD)は、自家用車の後方に広告を貼る事でお金を稼ぐ事が出来ます。
そして、広告主は広告を掲示した車両が走行する事で自然に広告効果が発生し、AIを用いた広告価値の評価を行う事で最適な広告配信が可能となります。
和合:
具体的に、どうやってAIを使って広告価値を測るんですか?AIに疎いもので・・・。
橘さん:
「どこで何人が立ち止まるか」などの統計情報(交差点における滞留量の推定等)、人流・交通流・空間統計データ、広告主の希望、ドライバーの位置情報からEssen独自のAIが広告価値を評価します。
このシステムは現在、特許も出願中です。
ドライバーの位置情報は、ドライバーが運転時に専用のアプリを起動する事で把握します。
ワンタッチなので手間もかかりません。
和合:
ほ、ほう・・・。専門的な部分は置いといて、車にシールを貼るだけで一定の広告効果が見込めて、それを評価する事も可能だという事はわかりました。
でも、ドライバーが普段の生活の中で好きなように走っていたら、広告主としては広告費をかけているのに効果があまり無くて困りませんか?
そして逆に、ドライバーとしても広告価値のある道ばかり誘導されたら、本来の目的地まで遠回りする事もあって嫌なんじゃないですか?
橘さん:
その心配はありません。
先ほど話したAIやIoTを活用した評価システムで、どのルートを通ればどれくらいの効果があるか、という物は全て算出されており、広告主はその効果のぶんだけ費用を支払い、ドライバーはそのルートの広告効果に従った報酬がもらえます。
なので、稼ぎたい人は提示されるを地図を見て、広告効果の高いルートを走行すれば良いですし、普段の生活で使う人は特に気にせずに走って頂ければ構いません。
広告主としても、広告を出稿したから費用が掛かるという訳ではなく、AIが算出した効果の分だけ費用をお支払いして頂くという形になります。

「Essen」橘健吾さんが”中原区”で起業した驚きの理由|なかはらPR
これからの目標
偶然の連続で、中原区発のスタートアップ企業設立にまで至った橘健吾さん。
AI等の最先端の技術力と、中原区という”ホーム”での人との繋がりを活かして、これから何を目指していくのでしょうか。
橘さん:
我々が目指すのは、中原区から世界で戦える企業になる事です。
ずばり、目標はGAFAです。
このAIのシステムは、中原区だけでなく、地球上どこでも応用して使う事が可能です。
中原区でのサービス運用を皮切りに、全国へと拡大していき、いずれは世界でこのサービスが使われるようにしたいですね。
現在は、地元の名だたる企業の方々との連携も進めております。
しかし、こうした目標を持ちながらも、「どこかが搾取する」といったビジネスは違うと思っています。
真に目指すのは、お金を稼ぐだけではなく、ビジネスと社会課題を掛け合わせて、ドライバーも企業も地域社会も三方よしの関係を築く事です。
和合:
通勤通学送り迎えでお小遣いが稼げるというのも良いですが、このサービスがこれから拡大していけば、ウーバーイーツの配達をしながら稼ぐ事だって出来るようになりそうですね!
これからの発展とご活躍に期待しております。
本日はありがとうございました。

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