黄砂のあと、週末は広く春嵐と春雷のおそれ
大規模な黄砂が飛来中
上図をみると、日本海に茶色く見える領域が広がっており、予想通り、北日本を中心に黄砂が飛来し、広い範囲で観測されています。(関連記事)
この黄砂は今夜にかけてピークとなったあと、あす13日(木)日中までは薄まりつつも日本列島を覆い続ける可能性がありますので、引き続き、注意が必要です。
15日(土)は春嵐のおそれ
15日(土)は低気圧が発達しながら本州付近を通過するでしょう。南から暖かく湿った空気が流れ込むため、太平洋側を中心に雨雲が発達し、雷を伴った強い雨や激しい雨が降るおそれがあります。
また全国的に風も強まりそうですが、低気圧の発達具合や低気圧のコースなどにより、どこで強風(あるいは暴風)が吹きやすいかなども変わってきますので、最新情報にご注意ください。
太平洋側を中心に大雨のおそれ
今のところ、上図のように、関東以西の太平洋側を中心にまとまった雨や大雨となるおそれがあり、所々で100ミリ以上のオレンジ色や局地的に150ミリ以上の赤色の地域も計算されています。
大雨よる土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水などに注意が必要な他、落雷や突風などにもご注意ください。
16日(日)は上空の寒気が襲来へ
低気圧は16日(日)には北日本の東海上へ抜けていきそうですが、今度は大陸から強い寒気が南下してきます。上空5500メートル付近で-27度以下の寒気が本州付近に南下する予想で、これは平年より10度前後も低い、真冬に戻ったような寒気の襲来となります。
この寒気の影響で、日本海側を中心に大気の状態が非常に不安定となり、雷雲が発達しやすくなるでしょう。
日本海側を中心に春雷に要注意
16日(日)は、上空の寒気の中心に近い、新潟、金沢、松江、福岡など、北陸から九州北部にかけて雷雲が発生しやすく、雷雨の予報となっています。また傘マークのついていない東京や大阪などでも、不安定な天気となる見込みです。
晴れていても天気の急変に注意が必要な他、日本海側を中心に、夜にかけて一気に気温が下がる所も多くなりますので、気温の急降下にもご注意ください。