デビュー以来21連勝を飾ったWBAスーパーライト級新チャンプ
WBAスーパーライト級空位決定戦に出場した28歳のドミニカン、アルベルト・プエジョが、バティル・アフメドフ(31)を2-1の判定で下して王座に就いた。
互いにサウスポー。接近戦で打ち合う消耗戦となった。プエジョはコンスタントにプレッシャーをかける。同タイトルの空位決定戦を戦うのが2度目となるウクライナ人、アフメドフも気迫では負けていない。
アフメドフは執拗にボディを狙い、プエジョはアッパーを交えたカウンターでリズムを掴んだ。
激しい打ち合いで、採点も難しいものとなったが、2名のジャッジが117-111でドミニカンを、残る一名が115-113でウクライナ人の勝利とした。
デビュー以来21連勝(10KO)で新チャンピオンとなったプエジョは言った。
「人生で最も厳しい試合だった。そうなると分かっていたからこそ、念を入れて準備した。この勝利は非常に大きな意味を持っている。同じ日に友人であるヘクター・ガルシアも世界チャンプとなり、揃って祖国に帰れるんだ。既にパーティーが始まっているだろう。
自分のカウンターが決め手になったと思う。ジムでアフメドフの映像を何度も見て、対策を練った。だから彼の攻撃に驚かされはしなかった。最終的には、私が上回れたよね。
接戦だったとは感じるが、距離の取り方、有効なジャブで私が勝利したさ」
アフメドフの勝ちを唱えたジャッジもいたので、再戦の可能性もある。新チャンピオンは長期政権を築けるだろうか。