ママやって!への対応はどうしたらいいの?子どもの甘えの裏にある3つの心理と対応について解説!
いつもはできることを「ママやって!」と甘えてくる子ども。
そんなとき、自立してほしい一心で、「できるでしょ?」とついつい言っていませんか?
子どもの甘えについて、どう対応していいかわからないことも多いと思います。
この記事では、できるのに自分でやらない子どもの心理と、対応法、甘やかしと甘えさせることの違いについて解説します。
できるのに「やって!」と甘えてくる子どもの3つの心理
普段はできることでも「やって」と甘えてくる子どもの裏には3つの心理が働いています。
1つずつ解説していきます。
さみしい気持ちがある
下の子が生まれたり、親の仕事が忙しかったりすると、さみしい気持ちが生まれてしまいます。
歩けるのに「抱っこ」と言ったり、何度も「見て!」など注目を集めたりする行動が出てきます。
スキンシップを求めていたり、親の注目を集めることで気持ちを満たそうとしていると考えられます。
愛情を確かめたい
わがままを何度も言ってみたり、要求が通らないと暴れたりなど、親を振り回すような行動をすることがあります。
どれくらいのわがままなら親は受け入れてくれるのか、愛情を確かめたいという心理が隠れています。
外で十分に頑張っている
保育園などの外部の環境で精一杯頑張っている子どもも、家では素の自分に戻り甘えたい気持ちになります。
「甘やかし」と「甘えさせる」ことの違い
「甘やかし」と「甘えさせる」は実はまったく異なります。
それぞれどう違うのか解説していきます。
「甘やかし」とは
「甘やかし」とは子どもがやることを先回りして手を貸してしまうことです。
また、お菓子やおもちゃを言われるがままに買ったり、明らかにいけないことでも指導しないなど、子どもの言いなりになることも甘やかしといえるでしょう。
子どもがやることを先回りしてしまうと、失敗を経験せず、成長する機会を妨げることになります。
「甘やかし」に共通するのは、大人の都合で物事を進めようとしていることです。
- どうせ子どもにはできない(だからやってあげないと)
- 子どもだけでさせるのは心配(だから意見してあげないと)
親の中でこういった気持ちが無意識のうちに働いている場合があるでしょう。
また、子どもの言いなりになると「要求すればなんでもやってくれる」と思い、際限なく要求したり、他者へ同じことをしてしまう恐れもあります。
「甘えさせる」とは
「甘えさせる」ことは、子どもから発してきたメッセージに応えることです。
「抱っこして」や、「見て!聞いて!やって!」などのメッセージは、親に愛情をもらいたいから発せられた言葉です。
子どもが求める愛情を注いであげることが、「甘えさせる」ことにつながります。
「甘えさせる」ことのメリット
幼い時期に十分に甘えられた子どもは、自立心と自己肯定感が高まります。
親に愛されていると実感でき、自己肯定感が高くなり、満足すると自立したい心が促されます。
甘えてくる子どもへの対応法
甘えてくる子どもへの具体的な対応方法について解説します。
スキンシップを心がける
親とのふれあいを求める心が、「抱っこしてほしい」などの発言につながっている場合があります。
普段からスキンシップを心がけ、子どもから求められたらたくさんハグしてあげてください。
子どもに向き合う時間をつくる
1日5分でもいいので、子どもと集中して遊ぶ時間を作ってみましょう。
スマホもテレビも消し、その時間は、子どもが要求してきたことを快く受け入れてあげる時間にするのです。
親の愛情を感じられ、心が満たされるでしょう。
約束を取り入れたり、違う提案をしてみる
スーパーで「お菓子買って」や、公園で「もっと遊びたい」というような場面があると思います。
あらかじめ、「お菓子は一つだけ」と約束を決めたり、「帰ったら〇〇しようか」などの提案をすることで、「甘やかし」につながらないようにします。
理由をしっかり説明する
してほしくない行動を子どもがしそうなときは、なぜダメなのか理由を説明しましょう。
難しそうな理由でも、子どもは意外としっかり聞いてくれるものです。
大人も、頭ごなしに「ダメ」と言われるのとしっかり理由があるのとでは、納得感が違うと思います。
子どもも大人と対等に接することで、ひとりの人間として扱われていると感じられるでしょう。
まとめ
子どもの「ママやって!」は、親から愛情をもらいたい、愛情を感じた上で自立したい!という心の現れです。
その気持ちに応えてあげ、子どもの心を満たしてあげましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。