【保育士書店員が選ぶ絵本】歯みがきが苦手な子におすすめの絵本5選とその活用法

毎日の生活に欠かせない歯みがきの習慣。離乳食の頃から少しずつ練習が始まりますね。
けれどなかなかうまくいかなくて、育児の大変さベスト3かと思うくらいに四苦八苦した、わが家の歯みがきタイム。
そんな歯みがきにも、絵本を活用しちゃいましょう!
「したくない」から「してみよう」へ。歯磨き絵本が「歯をキレイにしなくちゃ!」という意識付けにもつながりますよ。
歯ってなに?歯ってどうして大事なの?磨かないとどうなるの?歯についてのアレコレが、絵本で楽しく分かります。
YouTubeでも保育士書店員が自らの子育て体験を交えて、歯磨き絵本の活用法を紹介しています。
にゅうしちゃん
minchi
岩崎書店

歯ってなに?どうして生えているの?どうして抜けるの?子どもの可愛い歯について、ユーモアたっぷりに学べます。(にゅうしちゃん特設サイト・出版社リンク)
”おーちゃん”にお友達ができました。はじめて生えた歯の”にゅうしちゃん”です。
にゅうしちゃんの好きな食べ物や、歯の汚れ、兄弟たちも可愛いキャラクターとして描かれています。
にゅうしちゃんを助けてくれる歯磨き粉や、デンタルフロスなどのお友達も擬人化されいて、とてもユーモラス!
それぞれの表情が可愛らしくて、しっかり歯みがきしてあげなくちゃという気持ちになること間違いなし!
可愛いキャラ満載の一方で、歯や口腔ケアについての詳しい記述もあり、親子で歯磨きを学べる絵本です。
はみがきさん
せなけいこ
ポプラ社

作者のメッセージに背中を押される!歯みがきのきっかけ作りにピッタリの1冊。(出版社リンク)
毎朝おひさまが出るときに、天使のような羽が生えた”はみがきさん”がやってきます。
はみがきさんは、ライオンやウサギの歯を磨き、ワニの虫歯の治療までしてくれます。
「動物たちと一緒に歯みがきをしましょう。いい歯はなんでも食べられますよ」
あとがきに作者のメッセージが書かれていて、読むとエールを送ってもらっているような気持ちになります。
動物たちと一緒に楽しく歯を磨きましょう!
はみがき おねがい!
わだことみ 作 市原淳 絵
岩崎書店

自分で歯を磨くって、どうすればいいのかな?付属の歯ブラシを使って、歯磨きの練習ができる絵本です。(出版社リンク)
ご飯をいっぱい食べた動物たちが、「はみがき おねがい!」と、こちらに口を開けていますよ。
絵本には、スポンジの歯ブラシがついています。それを使って、動物たちの歯をキレイに磨いてあげましょう。
絵本の仕掛けを開くと、動物たちの口の中の(相当ひどい)汚れにビックリします。でも、歯を清潔にすることの大切さにも気付けます。
歯みがきとは口の中をキレイにすること。「歯を磨いたら気持ちいいね」という感覚を、子どもにもつかんでもらいたいですね。
はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!
くぼまちこ
アリス館

はみがきれっしゃが出発します!口の中を磨きながら走る楽しい世界が広がります。(出版社リンク)
歯みがきが大嫌いな”たっくん”のもとに、”はみがきれっしゃ”がやってきました!
一緒に歯を磨こう!と誘ってくれます。さあ、はみがきれっしゃ出発進行です!
ほっぺのあかりをつけて、どんどん進んでいきますよ。歯の間に挟まっている汚れもピカピカにしてくれます。
歯みがきが大嫌いだったたっくんも、ニコニコの笑顔!歯も笑顔も輝いています。
この絵本を読んでから、歯みがきの前に「はみがきれっしゃが出発しま~す」と声をかけると、意外と「しゅっしゅっ」と始められるかもしれませんよ。
たのしい ことば ぱくぱくしゃかしゃか
山岡ひかる
ひかりのくに

歯みがきも生活の一部!食べて、磨いて、おやすみなさい。0歳から一緒に読みたい絵本です。(出版社リンク)
イヌやパンダ、カバなどの動物が、ご飯を食べて、歯を磨き、お風呂に入って、お布団に入っておやすみなさい…。
そんな何気ない一日の生活の様子が、たくさんの擬音語で表現され、赤ちゃんの耳にも楽しく響きます。
0歳から楽しめるリズミカルでポップな絵本。子どもと一緒に何度でも繰り返して読みたくなるお話です。
日常の一コマとして歯磨きが描かれており、「ご飯を食べたから、歯みがきしようね」と、赤ちゃんの頃から自然に伝えられます。
わが家の長男は歯みがきをするのが大嫌いでした。
親子で四苦八苦しましたが、今から思えば、歯みがきの絵本をゆっくり読んであげたかったなと思います。
口の中に何かが入ってきて歯に触れるということが、小さい子どもにとっては、慣れなくて不快な感覚なのでしょうね。
絵本を通して、徐々に歯みがきの楽しさを感じてもらえるとうれしいですね。
皆さんの毎日の歯みがきタイムが、楽しい時間となりますように。