夏の贈答品の定番のひとつといえば、カップ入りのゼリーや水羊羹などのいわゆるひんやりスイーツ。おやつはもとより、朝からうだるような暑さの日や熱帯夜のお夜食にもぴったりですね！

お盆休みが明けても、なんとなく体が重く本調子ではないときにも、冷蔵庫を開けたときに冷たいおやつが待っていてくれたら、気持ちもちょっと上向きになるのではないでしょうか。

長野県松本市。今も尚歴史情緒あふれる城下町の町並みの風景を求め、季節を問わず観光客が訪れる街にお店を構える「開運堂」さん。なんとも縁起の良い屋号ですよね。

大人可愛いパッケージも人気の開運堂さんのお菓子は、和洋菓子問わずちょっとしたプレゼントやお土産にも好評ですが、それこそ冷蔵庫で冷やしていただくようなお菓子も販売されています。

今回は、それこそ先日購入して開封したひんやり和菓子「冷し白玉」をご紹介。

昨今、冷たいタレと一緒にいただく白玉の和菓子がどんどん増えてきていますね。こちらは黒糖のジュレにやや大ぶりな白玉がふたつ入っているゼリーのようなお菓子。

ぷるぷるとした質感だけではなく、意外にも張りのある弾力も備えた黒糖のゼリーは、寒天をベースに固めているので口溶けが良く、黒糖の華やかな香りは豊かでも、さらりと喉へ流れていき余韻はさっぱり。体にじんわり染み込んでいくような甘みです。

思わず一口で頬張りたくなってしまうような白玉は、しっかりとした粘り気だけではなく、一般的な白玉に比べどことなく空気を含んだような軽やかさも。最後にほんの少し、しゅわりとするような儚さを舌先で感じました。

また、白玉と一緒にゼリーを口に含んだ方が、ゼリーだけの場合よりもより一層黒糖らしさがグンと際立ち、食感や風味と共に食べ応えもアップ！

今回はゼリーをクラッシュしてから器に盛りつけてみましたが、シンプルな色彩のお菓子がきらきらと瞬いてより華やかになりました。お時間と気持ちにゆとりがあるときは、ぜひお試しあれ。

最後までご覧いただきありがとうございました。

柳谷ナオ