紅葉した葉が、少しずつ落ち始めている伊勢崎市です。その中において、今、紅葉真っ盛りの木が伊勢崎西部中央公園にあるのをご存じでしょうか。オレンジ色の葉が青空にひときわ綺麗に光る木、名前は「メタセコイヤ」です。

公園の南側の駐車場と公園の境目にあるメタセコイヤは、見上げるほど大きく、燃えるようなオレンジ色が秋の紅葉を代表するかのようにきらめいていました。

5本のメタセコイヤが並ぶこの場所は、遠くからでもすぐわかり、その存在感に圧倒されるほどです。公園の中には、他にも２本のメタセコイヤがありました。

じつは、筆者はこの木を見たとき、本当にメタセコイヤなのか不安でした。それは、群馬では「メタセコイヤ並木」がどこにも見当たらなかったからです。もしかしたら、メタセコイヤに似ている木「ラクウショウ」なのかもしれないと思い調べてみると、２つの違いは、葉の付き方でした。メタセコイヤの葉は、中心にある主脈から左右に対称的に伸びているのに対し、ラクウショウの葉は、少しずれたように伸びるのだそうです。公園の木の葉は、対称的に伸びていました。念のため、伊勢崎市の都市計画部公園緑地課の方に確認を取ると、間違いなくメタセコイヤでした。

公園の中を見渡すと、広々とした野球場があり、野球やサッカーなどもできそうでした。取材中、毎日犬の散歩で、この公園を利用されているという方に話を伺うことができました。「犬の散歩をする人は、たくさんいますよ。散歩をしている人もいるし、休日などは家族連れなどでとても賑わっていますね。」とおっしゃっていました。

幼児用の椅子がついたブランコをはじめ、子供が楽しめる遊具もたくさんありました。小さな子供から大人まで思い思いの遊びができそうな公園でした。

公園の代表遊具「石の砦」に登ってみると、とても景色が良く見え、すがすがしい気分になりました。大人の気分転換には最高かもしれませんね。

散策をしていると、メタセコイヤの木から東にあるトイレの隣に、赤い実がなっている木を見つけました。「クロガネモチ」の木です。枝先に小さな赤い実がたくさんついていて、とても可愛らしい植物です。「鉄（くろがね）持ち」という名前から、縁起が良いとされ、庭木に植える人もたくさんいるのだとか。大きさは最大２０ｍほどに成長することもあるそうです。

赤い実がなんとも可愛らしいですね。この実を食べに、鳥たちもやって来ていました。

ぜひ、今の季節を楽しみに公園にお出かけしてみませんか。

西部中央公園
【住所】伊勢崎市田中島町１４６４－１
【営業時間】２４時間
【駐車場】有
※１２月５日撮影