全国的には紅葉の便りを聞いて出かける先はまだあるものの、長野県内はピークを過ぎ山頂に雪をいただくところも多く冬はすぐそこ。今月中旬から各所でイルミネーションが点灯され、寒い夜も心浮き立つ季節となりました。この記事では11月に点灯した軽井沢、御代田、佐久のイルミネーション３選をご紹介。見るべきポイントや注意点もお話しするので、是非最後までお読みください。

軽井沢町地域交流施設「くつかけテラス」

くつかけテラスはしなの鉄道中軽井沢駅に隣接する町の地域交流施設。図書館の機能も備えています。ご覧のとおりイルミネーションは温かみのある黄味がかった色調ですが、後ろの建物内の照明が加わることで、よりボリュームを増した感が素晴らしい。

日没前に下見した際は建物内の照明まで意識していなかったので、とても得した気分になりました。

ここで、特に見ていただきたいのがこのツリー。吊り下げられたボール玉は、つるんとした鏡のようなものもあれば網目模様で周囲の光を複雑に映し出すものも。これは車で前を通り過ぎただけでは分かりません。是非、近寄ってご覧いただきたいポイントです。

更に付け加えたいのは、暗い夜との対比。商業施設が多くないので、テラス正面から見るだけでなく、ツリーの周辺から左右に目をやると趣のある写真が撮れることもポイントに加えてください。

御代田町複合施設「MMoP(モップ)」

御代田町の「MMoP(モップ)」は写真美術館の他カフェやショップが点在する複合施設。敷地も広くイベントも盛んで近隣の方には馴染み深い場所。

たまたまクリスマスイベントの問い合わせの折イルミネーションの話しになり、なんと点灯はすでに始まり夜間でも入場可能で施設の駐車場も利用可能とのことです。

実際に訪ねてみると、なるほど～綺麗ですね。ここにはまだ秋が残っていました。

もみじはともかく、ススキはもうしばらくもつのではないでしょうか。自らは光を発しないのに、周囲の光を受けて輝きながら風に揺れる姿はとても幻想的。

MMoP(モップ)といえばアート。キリっとしたスクエアに収まったアートに木々に巻き付けたLED照明の曲線の組み合わせは、3月までの期間を通して楽しめるポイントです。

こちらは、敷地奥のウッドチップを敷き詰めたイベントスペース。周囲が暗く、浮き上がるようなライトアップも見逃さないで下さい。

こうして所々に設置された椅子に腰かけ、光に囲まれている浮遊感や風のそよぎと夜の冷たさを感じてみてはいかがでしょうか。

佐久市樫山工業

こちらは前の2つとは別の趣。真空技術で半導体製造業をリードする佐久市根々井の樫山工業本社前の毎年恒例、今年で20回目となる冬のイルミネーション。なんといっても小さいお子様連れにおすすめです。

昨年は「白雪姫と王子様」でしたが、今年のテーマは「不思議の国のアリス」。

全てのイルミネーションをLED化し、微細な色合いの組み合わせで色鮮やかなイルミネーションが楽しめます。是非専用駐車場に車を停め、ゆっくり間近で眺めたいものですね。

番外　軽井沢駅前

この記事では3選としたのと日没前に現地を離れなければならなかったため、軽井沢駅前のイルミネーションは番外としました。

こちらも可愛らしいイルミネーションが訪れる人たちを歓迎しています。軽井沢駅をご利用の際は是非ご覧になってください。

【開催期間および施設情報】

①くつかけテラス

住所：北佐久郡軽井沢町長倉3037-18

　　　Yahoo!マップ

点灯時間：16：30～　　

期間：～ 2025年2月末日

周辺駐車場：中軽井沢駅前駐車場

②御代田MMoP(モップ)

住所：北佐久郡御代田町大字馬瀬口 1794-1

　　　Yahoo!マップ

点灯時間：日没～22:00

期間：～ 2025年3月末日

周辺駐車場：MMoP(モップ)駐車場利用可（無料）

③樫山工業

住所：佐久市根々井1-1（樫山工業西側、国道141号線沿い）

　　　Yahoo!マップ

点灯時間：16:30～24:00

期間：～ 2025年2月末日

周辺駐車場：期間中設置の専用無料駐車場利用のこと