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【秋田県大仙市】花火の街に吹く琉球の風!古民家食堂『髙梨商店』で出会った沖縄名物とは?

KANEYANライター/地域クリエイター(大仙市・横手市・仙北市・仙北郡)

2020年オープンの人気店!古民家をリノベーションした話題のレストランにGO!

大仙市で羽ばたくニューカルチャー。

2020年、大曲の中心部から少し離れたのどかな場所に、古民家を改装したレストランがオープンした。そう、関東から移住したご夫婦が営む『髙梨商店』だ。
個性的なキッチンカーで各種イベントでも話題を集めている『髙梨商店』。今回は店主の母校・高梨小学校の近くにある店舗にお邪魔して、のんびりランチタイムといこう。

髙梨商店
髙梨商店

築130年の歴史を誇る古民家。その重厚な扉を開けると、気さくなご夫婦が迎えてくれた。懐かしさと新しさが同居する店内は広く、ゆっくりとランチを楽しむには最高の環境。窓から緑が見える開放的な空間で、この日もたくさんの方が思い思いの時間を過ごしていた。

広々とした店内はテーブル席のほか、カウンターも!
広々とした店内はテーブル席のほか、カウンターも!

MENU

ランチメニュー
ランチメニュー

日替わりランチプレート

くるまふカツと旬野菜の酒粕ラタトゥイユのブッタボウル:1,100円(※訪問時)

沖縄そば

宮古そば:並盛800円/大盛900円、たまごそば:並盛900円/大盛1,000円、辛ネギそば:900円/大盛1,000円、こどもそば:300円

小さな三枚肉丼:小350円/中500円

ローストチキンとポテト

1/2羽(2~3人前):1,500円、1/4羽(1~2人前):800円

飲み物

さとやまコーヒー(ホット):450円、オーガニックコーラ:450円、オーガニックジンジャーエール:450円、スパイシーレモネード:450円など。

髙梨商店の現在のランチは日替わりランチプレート沖縄そばのツートップ。看板メニューのローストチキンも人気だ。そんな中、今回私がチョイスしたのは、秋田ではなかなかお目にかかれない沖縄のソウルフード。晩秋の大仙から琉球の風に乗って、ひとときのグルメ旅行に出発だ。

出汁から作る本場の味!髙梨商店の人気メニュー・沖縄そばを実食!

宮古そば:800円
宮古そば:800円

注目の宮古そばが到着。沖縄グルメの代表格ともいえる『沖縄そば』だが、その地域によってスタイルはさまざま。今回私がチョイスした宮古そばは、具材が麺の下に隠れているのが特徴だ。そのルックスはまるで「かけうどん」のようにシンプルだが、スープの中には豚の三枚肉や島かまぼこなど、宮古そばに欠かせない精鋭たちが潜んでいる。

「かけうどん」のようなルックスだが、具材は麺の下に!
「かけうどん」のようなルックスだが、具材は麺の下に!

「宮古そば」という名称だが、麺はそば粉ではなく小麦粉が使われている。以前沖縄料理店で腕をふるっていた店主が作る出汁は、本場を踏襲したあっさり味。宮古そばで使われる平麺との相性もバッチリだ。

スープの下からトロトロのお肉を救出!
スープの下からトロトロのお肉を救出!

満を持してスープの中からお肉を救出。これも秋田では珍しいタイプのとろける三枚肉だ。沖縄そばって、初めて食べたけどウマいな。心の中でそう呟く私には、もうひとつのお楽しみがある。宮古そばの相棒として注文した小さな三枚肉丼だ。

小さな三枚肉丼(小):350円
小さな三枚肉丼(小):350円

この小さな丼に使われているのは皮付きの三枚肉。沖縄と鹿児島のみで生産されているため、こちらも秋田では珍しい一品だ。甘辛く味付けされた豚肉は柔らかく、ご飯が高速で進む。あっさりした味わいの宮古そばの相棒に最適だ。

この小さな肉丼は沖縄そばの相棒におススメ!
この小さな肉丼は沖縄そばの相棒におススメ!

これからどういう風に暮らしていきたいか。都会で暮らすご夫婦がそんなイメージを膨らませて、たどり着いた場所。それがご主人の地元でもある大仙市高梨だ。

『髙梨商店』ではキッチンカーや店舗でのランチ営業のほか、毎月第4日曜日に「髙梨朝市」というマルシェを開催。飲食の枠を超えてヨガや音楽ライブなども盛り込み、マルチな角度から大仙市に新しい風を吹き込んでいる。

この場所で楽しめる美味しいご飯と、この場所から始まるニューカルチャー。自然とひとが集まる場所・髙梨商店にこれからも注目だ。

【店舗情報】
髙梨商店
住所:秋田県大仙市高梨米打橋11
店舗営業時間:11:30〜15:00
電話番号:0187-73-7871
店舗定休日:月曜、火曜、日曜

※髙梨朝市
開催日:毎月第4日曜日(5月~11月)

ライター/地域クリエイター(大仙市・横手市・仙北市・仙北郡)

大仙市在住のWEBライター。趣味は酒場巡り。現在はYahoo!で地域情報を発信しているほか、秋田市のフリーペーパー「あおぽ」でグルメ記事の執筆や「大仙経済新聞」の運営にも携わっています。

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