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忖度なし!スイーツ芸人がコンビニ「カヌレ」を食べ比べしてみた

スイーツなかのスイーツ芸人

よろスィーツ!スイーツなかのです。

今回は、コンビニのカヌレを3つご紹介。

上から右回りに「ファミリーマート」「セブンイレブン」「ローソン」
上から右回りに「ファミリーマート」「セブンイレブン」「ローソン」

「ファミリーマート」「セブンイレブン」「ローソン」のカヌレを食べ比べ。

忖度なしでそれぞれの特徴をまとめてみた。

ファミリーマート

「ラム酒香る芳醇カヌレ」¥248
「ラム酒香る芳醇カヌレ」¥248

ファミリーマートのカヌレは、商品名にラム酒とついているように、食べると洋酒の風味がしっかりと感じられる。

ローソンのカヌレもラム酒を使用していたが、ファミリーマートの方が圧倒的に強かった。

生地の食感は、外はもちっと柔らかく、中はむっちりとなめらか。他のコンビニと比べても一番ソフトな生地で、マイルドな甘さが楽しめる。

好みは分かれると思うが、カヌレは焼きの香ばしさが大切だと思っているので、個人的にはもっとカリッとした食感がほしいと思ったのが正直な感想。

比べてみると一目瞭然だが、サイズは一番大きく食べ応えがある。ラム酒の香りが楽しめるのも嬉しく、たっぷりとカヌレを堪能したい人におすすめ。

セブンイレブン

「香ばしもちっとカヌレ」¥246
「香ばしもちっとカヌレ」¥246

セブンイレブンのカヌレは、とにかく生地の香ばしさが凄い。他と比較しても一番色味が濃く、しっかりと焼き込んでいるのがよく分かる。

カリカリッと力強い食感が楽しめて、口の中に香ばしさがひろがってくる。まさに、これぞカヌレといった焼き加減。

あと、他のカヌレと違う点としては、原材料に米粉を使用している。生地の密度が高く、モチモチ感が心地良い。

外側の生地との対比もはっきりとしていて、お店で食べるような完成度の高い食感に驚いた。

コンビニでカヌレの食感を出すのは難しいと思っていたので、まさかこんな本格的なカヌレが食べられるとは思わなかった。

強いて言うならば、ラム酒の風味が合わさったらもっと良いかなと思ったくらい。初めてカヌレを食べる人にもおすすめ。

ローソン

「濃密カヌレ」¥171
「濃密カヌレ」¥171

ローソンのカヌレは、食べる前と食べた後のギャップに一番驚いた。小ぶりな見た目でありながら、食べてみると想像以上のパンチ力。

旨味がぎゅっと詰まったような味わいで、まさに濃密といった名前にふさわしい生地。セブンイレブンのカヌレも生地の密度は高かったが、ローソンの方が強かった。

焼き具合はセブンイレブンほどではないが、香ばしさはしっかりと伝わってくる。

外はカリカリッと、中はむぎゅっとして、食感のコントラストが楽しめるのも良かったところ。

ただ、原材料にラム酒が入っていたが、洋酒の風味はあまり感じられなかったので、ファミリーマートのようなカヌレを求める人からすると物足りなさは感じるかもしれない。

とは言え、全体の完成度は高く、この濃密感は一度食べたら忘れられない。

撮影=スイーツなかの

スイーツ芸人

東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、芸人の道へ進み、子どもの頃から好きだったお菓子を独学で勉強。特注のパンケーキハットをトレードマークに、唯一無二のスイーツ芸人として活動を始める。老舗からコンビニまで多ジャンルの和洋菓子を一万種類以上食べ歩き、その確かな知識で「林先生の初耳学」「メレンゲの気持ち」など多数テレビ番組に出演。「CREA」「ViVi」で連載を持つなど、ライターとしての顔も持つ。西武渋谷店では自ら企画した催事「奥渋ギフト」を開催、行政と取り組んだ監修商品を発売、コンクールの司会や審査員を務めるなど、多岐にわたり活躍している。

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