丸亀城の大手門から天守までの道のりが、色とりどりの灯りで彩られる「キャッスルロード2023」が９月９日に始まりました。今年は、大手一の門に丸亀藩ゆかりの馬術の名人・曲垣平九郎（まがきへいくろう）が映し出され、散策のワクワク感が高まります。

石垣を彩るイルミネーション

初日の９月９日は、午後６時半からイルミネーション点灯式が開催されました。丸亀市観光協会の担当者が「秋の目玉イベントがいよいよ始まります。幻想的なライトアップを楽しんでください」と挨拶。点灯ボタンが押すと、城内各地のライトが一斉に点灯しました。

今年の見どころは、大手二の門を入った正面の城壁に投影される桃や菊。飯山町の桃や綾歌町の菊をモチーフにした模様が、くっきりと映し出されます。

そこから大手一の門に歩みを進めると、丸亀藩ゆかりの曲垣平九郎と梅の花が門一面にダイナミックに登場。とても迫力がありました。

さらに、急な坂として知られる「見返り坂」を登っていきます。天守までのいたるところが明かりやイルミネーションで彩られており、歩いていても飽きることがありませんでした。

照明の設営には、四国職業能力開発大学校の学生たちがセッティングに一役買っているそうです。場内のLED数は１万以上を数え、丸亀うちわを模したライトなどユニークな照明も見られました。

天守から見える丸亀の街の夜景も美しかったので、ぜひ、一休みして眺めを楽しんでください。

「キャッスルロード2023」は、11月５日まで。丸亀市内の夜の観光を盛り上げることを目的に開始されたイベントで、今年7回目を迎えます。涼しくなった９月の夜。家族や友達を誘って、幻想的なお城の散歩道を楽しんでみてはいかがでしょうか。