【京都市西京区】ブランド柿実り始め待たれる出荷 田園風景にヒガンバナ 西山山麓には淡い朱色がいっぱい
「暑さ寒さも彼岸まで」と昔の人は良く言ったもの(2024年秋の彼岸は9月19日から9月25日)で、ようやく秋らしくなってきましたね! そして秋は、実りの時期でもあります。
2024年10月7日に風光明媚な大自然で知られる大原野を散策していると、しなる稲穂の黄金の輝きの中のあぜ道で、ところどころにヒガンバナが美しい薄紅色の花を咲かせていました。
曼殊沙華(マンジュシャゲ)とも呼ばれるヒガンバナは文字通り。彼岸の頃に突然に花茎を伸ばして鮮やかな紅色の花が開花する事に由来するといわれます。道端のあちこちにはキバナコスモスの黄色い花の群生も見られます。
府道10号(大山崎-大枝線)沿いに、「柿街道」ともよばれる西京区大枝(おおえ)では、柿の実が生りだしていました。農家さんに伺うと「今の時期から今年の柿は大振りのようなので期待できる」のだそう。
大枝地域では、昭和5年から富有柿が栽培されるようになりました。今ではブランド柿となった「大枝の柿」は、大ぶりで甘みが強いのが特徴で、10月下旬になると柿街道には、柿の直売所が軒をならべます。
収穫の終わりごろには、柿の葉が一面オレンジに輝く柿紅葉が見られることもあります。昨年は残念ながら色づかなかったので、今年は見てみたいものですね。行楽シーズンでもあり、オーバーツーリズムとは無縁の西山山麓へ出かけてみてはいかがですか!
柿街道 京都市西京区大枝西長町