冬季限定、和菓子屋さんのたい焼きは黒糖入り!外はざくざく、中はもちもちの食感に根強いファンも多数
おでんにたこ焼き、中華まん…冬こそ口をすぼめながらあつあつを満喫したいグルメが沢山!温泉街などでは蒸かしたての温泉饅頭をその場でいただいたり、じんわり体が温まる甘酒をちびちび飲んだりと和菓子のあつあつもより一層恋しくなる季節。
そして、忘れてはならないのがたい焼き!
やはり出来立ては格別、デパ地下やお店で購入した際に、自宅での温めなおし方が記載されている用紙を同封されたことはありませんか?
東京都中央区のアットホームなエリア、湊。東京駅からもバスで一本とマンションも非常に多く、幅広い世帯に人気のエリアのひとつです。その街で昭和初期より暖簾を掲げているといわれている和菓子屋「しげ田」さん。おはぎやお団子、季節の生菓子も人気なのですが、冬季限定品も大人気!
今回はしげ田さんの「たい焼き」をご紹介。
和菓子屋さんのたい焼きです!専門店ではないため、作れる数にも限界があり、たい焼きのオンシーズンといっても過言ではない11月頃〜2月頃までの期間限定品なのです。毎日14時からの販売にあわせて予約なさる方や、男性おひとりでふらりと購入しにくる方も多く、常に客足が絶えません。
しげ田さんのたい焼きが他のお店と異なるのは、なんといっても黒糖蜜入りの生地!やや色黒焼き肌は、こんがり、という言葉をそのまま具現化したかのよう。袋の上から持っても、意外と固めの張り感。
しかもその食感もまたかなり独特で、「ばりばりザクザク!中はふんわり」と、非常に表面と内側のテイストの差が顕著!こんがり焼かれたクラスト(あえてクラストと言わせていただきます)は香ばしさとほろ苦さが漂い、すぅっと立ち昇る黒糖の芳しさを吸い込んでから中のふんわりもちもちっとした生地を噛みしめて。
黒糖饅頭よりも控え目な旨味はいつまでも噛みしめていたいほど。
また、粒餡はザラメを使用したすっきり系。甘ったるさもなく、さらりとした心地よい甘味があつあつの皮との相性はぴったり!これが一般的な黒糖が入っていないたい焼きだと物足りないと思うのは、やはり和菓子屋さんならではの発想というのもあるのでしょうね。
おやつにしてはいささか食べ応え満点ですが、そこも含めてお腹も心もぽかぽかになれるのがしげ田さんのたい焼きが、冬の風物詩として地域の方に愛される秘訣なのかもしれませんね。
かくいう私もそのひとり…。
最後までご覧いただきありがとうございました。
柳谷ナオ
<しげ田>
東京都中央区湊1-10-8
03-3553-4458
9時~18時30分(土曜〜16時30分)
定休日 日曜