【今すぐできる解決策つき】お昼寝30分で起きちゃう。原因6選
やっと寝た!と思ったら、お昼寝30分で起きちゃう…この挫折感を感じたことのあるママパパも多いのでは?今回は、2500人の夜泣き・寝かしつけ改善をしてきた乳幼児睡眠コンサルタントの三橋かなが、短いお昼寝の原因と長くする方法を6つご紹介します。
まずおさえておきたいのが、わが子が機嫌よく起きていられる時間(活動時間)を知ること。こちらを目安に寝かせることで、夜泣き予防につながり、しっかり長く寝続けてくれる可能性があります。
活動時間についての詳しい説明は、こちらをご覧ください。
短いお昼寝原因①寝かしつけスタートが遅すぎる
ギャン泣きやぐずりがひどくなっているところから、抱っこで即寝落ち・授乳寝落ちをしている場合、疲れすぎてすぐにお昼寝から起きているのかもしれません。
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上記の活動時間表を意識して、まずは今よりー15分~20分程度早めに寝かせてみましょう。
短いお昼寝原因②寝かしつけスタートが早すぎる
逆のパターンもあります。眠たいのでは…と、活動時間を意識しすぎて早めにベビーベッドや布団に置いていませんか?寝たはいいものの、赤ちゃんが機嫌よく30分で起きてくるならば、寝かしつけるタイミングが早すぎたのかもしれません。
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いつもの寝かしつけ時間から、まずは今より+15~20分遅めに寝かせてみましょう。
短いお昼寝原因③快適な環境になっている?
赤ちゃんにとって心地よい睡眠環境になっていますか?まぶしい・暑い・物音などの外部要因で起きていないでしょうか?ぐっすり快適に眠れる環境になっているかを今一度チェックをしてみましょう。詳しい解説はこちらから。
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目安の温度湿度
・温度 25~27度(夏)20~22度(春秋)18~20度(冬)
・湿度 40~60%
※大人と子どもの寝る場所は分け、赤ちゃんに掛布団は使わないでください
※転落転倒、窒息などの事故がないよう、安全な寝床か確認をしてください
短いお昼寝原因④納得して眠れているか?
入眠儀式といわれる、ねんねルーティーンを実施しましょう。毎日眠る前に、同じ行動を行うことで「これから眠るんだな」と安心して入眠することができます。眠る事への納得感と安心感を高めていきましょう。
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生後3ヵ月:お風呂→保湿→授乳→子守歌→ベッドへ
生後10か月:お風呂→保湿→スキンシップ→授乳→絵本→ベビー布団へ
※これが正解というわけではないので、ご家庭で毎日負担にならないルーティーンを継続していきましょう
短いお昼寝原因⑤癖がないか
授乳寝落ち・抱っこ寝落ちなどの癖があると、それが自分の寝方だと思っているので、それがないと寝られない状況になっている可能性があります。お昼寝が短い、夜もその寝方を求めて何度も起きてくるのであれば、自力で寝るチャンスを与えてあげましょう(=見守る時間を増やす)。
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ママがその寝方で幸せなら、癖だからといって絶対に外さないといけないわけではありません。ただし、安全な環境なのであれば、少し泣いたとしてもまずは見守ってみてもよいでしょう。
短いお昼寝原因⑥一貫した環境になっているか
寝落ちた環境と起きた環境は一緒ですか?ママの腕の中で寝ていたはずなのに、気が付けばベビーベッドの上だった…!となれば、赤ちゃんもびっくりして起きてしまいますね。寝付く環境と起きた環境が一緒であることは大切です。
毎日30分で起きてしまうなら…
睡眠サイクルは、浅い眠りと深い眠りでできており、この浅い眠りの時に起きやすいと言われています。いつも30分くらいでお昼寝から起きてしまう赤ちゃんには、ぜひ下記の図の③~④のタイミング(浅い眠りのタイミング)で、背中や胸などをトントンしてみてください。落ち着いて少し長く寝てくれる可能性がありますよ。
赤ちゃんの夜泣きや寝ぐずりは、科学的根拠に基づいた適切な方法とちょっとしたコツで改善していきます。知識は味方になりますので、お昼寝全然寝てくれない、すぐに起きてしまう…というママパパはぜひ今日から実践してみてください。あなたの育児を応援しています。