7月7日（金）が函館では「七夕」です。

スーパーやホームセンターなどには七夕用の笹や飾りのほか「ろうそくもらい」で訪れる子供たちに配るためのお菓子などが並んでいます。

七夕は、地域によって7月に行われるところと8月に行われるところがありますが、この違いは旧暦の7月に行うのか、旧暦を現在の歴に置き換えた新暦の8月に行うのか、といったことだそうです。

北海道の七夕は、函館と一部の地域を除き8月に行うことが多いそうです。

※正確に現在の歴に直した場合1ヶ月近く日付はずれるのですが、7日という日にち部分だけを残して8月7日を七夕を行うところが多いそうです。

函館市内では、7月7日の七夕の夕方になると子供たち大きな袋を持って笹が飾っている家をめがけて歩き、玄関先で「竹に短冊七夕祭り　【大いに祝おう】　ローソク1本ちょうだいな」と歌うとお菓子がもらえる習慣があります。

※【】で囲んだ部分は、現在歌われている歌詞で【おーいやいやよ】や【多いは嫌よ】と歌われていたこともあります。

時々「最近、子ども達が家に来ない」という話を耳にしますが今は学校で「笹が飾られていない家には行ってはいけない」と言われていますので、もしお菓子を準備されるのでしたら笹も準備して玄関先に飾ってください。

ちなみにこのように各家庭をまわって歌を歌ってお菓子がもらえるのは、原則小学生までです。

この風習は、江戸時代からはじまったともいわれており、歌の通りはじめのころは「ろうそく」をもらっていたそうです。

しかしそれが次第にろうそくとお菓子を配るようになり、90年代に入るころにはほぼ、お菓子だけが配られるようになり現在のようになりました。

今年の7月7日も子供たちが街中を歩く姿や、あちこちで七夕の歌を元気に歌う歌声「ありがとうございました」と、元気にお礼をいう子供たちの姿を見ることができると思います。