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【宮城県 東松島市】魅惑の食感にとりつかれる -「小麦の奴隷」超絶ラスク- [矢本地区]

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

ふんわりとして、もっちり食感の世界を口の中いっぱいに創り上げる「パン」。日本のお米もおいしいけれど、やっぱりパンは人気がある。

パンの中でも、ちょっと異質な存在が「ラスク」。パンの一員としても、スイーツのメンバーの中にもひょっこり顔を出せる凄いやつ。
ラスクっていう名前も、なんだかハイカラで洋風な音だ。元々はヨーロッパのドイツで、硬くなったパンを美味しくするためのアイデアから生まれた食べものなんだとか。

宮城県東松島市の矢本地区にある地域密着スーパーマーケット「フレスコキクチ矢本店」に、ちょこんと座っていた袋入りのラスク。どこからやってきたのかと、袋の丸いシールを覗き込むと何やら『持っていかないでくれ・・』と声が聞こえてきそうな、印象的なロゴマーク。これは北海道を拠点に日本各地でユニークなパンを販売している「小麦の奴隷(こむぎのどれい)」の印だ。

黄金色のパンが薄くスライスされている姿は、ちょっと切ない気持ちもあるけれど、1枚を口に放り込めば魅惑の世界へと吸い込まれる。

『ザクッザクッ』

小麦の豊かな香りと手を結んだバターは、最高の演出を繰り広げる。ふくらむバターの味に、ときどき割り込んでくる「バジル」と「粒コショウ」のパンチの効いた刺激。

さあ、食べる手が止まらない。

ザックリとした歯切れの良さは、どうしてこんなにも心地良いのか?ラスクには「2度焼きしたパン」という意味があるけれど、2回焼いただけじゃあ、こうならない。

たった1枚の中に、100の美味しさが凝縮されているようなラスク。
のんびりと過ごす冬時間の片隅に、ラスクを堪能する数分間をつくってみてはいかが?ザックリとした世界は、想像以上に美味しいぞ。

名称:小麦の奴隷「超絶ラスク」
販売店:フレスコキクチ矢本店
住所:宮城県東松島市矢本字新沼184
営業時間:9:30 - 21:00
公式SNSページ:気になった方は販売店公式インスタグラムを覗いてみよう!

フリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

Molly Chiba|日本出身|2022年2月からフリーランスのライターとして独立。日本と英国を拠点に活動中。日本国内の地域ニュースやコラムのほかに、日・英のサッカーに関するコラムを『Football Tribe Japan』に執筆中。2024年8月の「地域クリエイターMVA(Most Valuable Article)」を受賞。珈琲と自然と動物が好きです。

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