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【河内長野市】河内長野駅前マニカリーのオーナーはヨガの聖地出身!だからグルテンフリーで、ヘルシー旨い

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

「お母さんの味」というように、生まれ育った国の料理がいちばん体になじむのは誰もが同じですね。それでも日本は、世界のほかの国と比べてみると、たくさんの異国料理が生活に浸透しているともいわれています。

そして、南アジアのインド料理もそのひとつではないでしょうか?昔なら「スパイシーすぎて体に悪そう」という意見もありましたが、スパイスカレーブームなどの影響もあり、今ではインド料理も会社の昼休み時に、気軽に食べに行く料理のひとつとして定着しつつあります。

さてインド系料理は、南河内でも有名店がとてもたくさんあります。その中で、最近、私がとても気になっていたのが、河内長野駅前にあるマニカリーさん。なぜかというと、同店のinstagramで「当店のカレーはグルテンフリーのカレー」と強く書いてあったためです。

というわけで、実際に行ってきました。場所は河内長野駅前ノバティながの南館の1階にあります。店の前に大きなメニュー看板が並んでいます。

中に入ると4人掛けのテーブル席がいくつかあります。

こちらがメニューです。料金は税込みで表記されていました。

ランチセットは、ターリーセット1,250円、タンドリーチキンセット1,300円、チーズナンセット1,250円があります。カレーは2種類選べるセットと1種類選べるセットがあります。

さらに、レディースランチセット1,390円、ヴィーガンセット1,390円、シンプルナンセット950円、シンプルライスセット950円があります。カレーの辛さは甘口、普通、中辛、辛口、大辛の5段階から選べます。

セットについている食後のドリンクは5種類から選べます。その他にもキッズセットなども用意しています。

そしてスパイスカレーセットA1,480円があります。

プレミアムのスパイスカレーセットB1,680円があります。こちらはナンが付いていないため、100%グルテンフリー(小麦の粘りや弾力を与えている、グルテンと呼ばれる成分が入っていない)です。そして本場インドの長粒米「バスマティライス」という豪華さ!

ということでお水を飲みながら待ちます。ちなみにマニカリーさんはテイクアウトの弁当を690円等で行っており(外部リンク)、大変人気です。テイクアウト弁当はメールなら前日23:00まで電話なら当日の9:30〜11:30まで受け付けているとのこと。

それほど待つことなく、料理が来ました。こちらはターリーセットです。カレーは2種類です。

サフランライスの右側にあるのは、キーマカレーです。

もうひとつ選んだカレーはチキンカレー。鶏肉がしっかりと入っています。

辛さ5段階のうち、真ん中で「おすすめ」という中辛を選びました。口に含んだ瞬間は辛くないのですが、しばらくするとピリ辛を感じます。ただ旨味がそれを上回り美味しくいただきました。辛さのあんばいはちょうど良く、確かに「おすすめ」かなと思いました。

チキンティッカがふたつ付いていました。

手前はミニサラダ、その左横に見えるのが合間に食べるパパドで、薄いせんべいやクラッカーのような食べ物です。

そして、とっても大きな焼きたてのナン。

もうひとつは、レディースセットです。カレーは1種類で、ナンは緑色の物を選びました。実際の焼き上がりも、とてもきれいな緑色をしています。珍しいですね。

こちらは、プラス100円で選んだバターチキンカレーですが、なんとうれしいことに、顔が書いてありました!

ナンが緑色をしているのは、ほうれん草が入っているからとのこと。

こちらはレディースセットのサラダです。その他にチキンティッカとパパドがついていました。

食後のドリンクはインド料理らしくチャイにしました。食後に飲むと気持ちが落ち着くチャイです。さて、今回のマニカリーさんのカレーはインド料理でたまに起こる胸やけがありませんでした。

ここで、オーナーのマニ・バロニさんにお話を伺うことにしました。つまりマニカリーとはマニさんがオーナーのカレー屋さんという意味だったんですね。

マニさんは北インドのリシュケシュ出身です。首都ニューデリーから北東に220キロくらいの位置にあり、車で5時間程度の場所です。ヒンドゥー教の聖地で、ヨガで世界的に有名な場所とのこと。

マニさんは18年前に来日しました。元々はITを学んでいてその方面で働いていたのですが、マニさんの希望で日本では飲食の道に入りました。

マニカリーを開業する前までは大阪市内のインドレストランでコックとして働いていましたが、その当時から河内長野に住んで職場のレストランまで通っていたそうです。理由を伺うと「人が優しくて、大好きな野菜が新鮮で、さらに知人が多かったから」とのこと。

そのため、マニさんが独立する際には必ず河内長野で店を開くつもりだったそうです。そして9年前に、いよいよ独立となった時、ノバティながの南館1階の空き店舗を交渉して物件取得、それからたった1ヵ月半でマニカリーをオープンしました。

店は9年以上続いており、来年の6月に10周年を迎えます。そしてマニさんは現在も河内長野在住。大阪市内に簡単に行ける場所でありながら住みやすく、病院や銀行も近くにあるので生活に困らないところがいいからとのこと。

マニさんは、子どもを含めたファミリーが食べられるカレーを提供したいとの思いから、5段階ある辛いカレーのうち、普通までの最初の2段階には唐辛子を使っていません。子どもも安心して食べられるようにと、ベースの部分から甘くしているそうです。そして中辛から唐辛子の数で辛さを調整しています。

そしてマニさんは、健康を特に意識しています。例えば、インド料理につきものの油は、あえて最低限の使用にとどめています。本来はインドのギー(牛乳や水牛、ヤギの乳から作られる乳脂肪分)を使うそうですが、日本の多くのお店ではギーが高級なので、代わりに日本で流通している油を多く使っているため、胸焼けの原因になっているとのこと。

しかしマニさんは「それではお客さんの健康を害するから」と極力使わないようにしています。だからマニカレーさんで食べた後、まったく胸焼けが起こらなかったんですね。

その他にもメニューへのこだわりとして、ヴィーガン(ベジタリアンの中で最も厳格な考え方)とグルテンフリーがあります。マニさんはインドにいる家族にヴィーガンの人が多いこともあり、ヴィーガンの人も安心して食べられるメニューを採り入れています。そのひとつの例として、ほうれん草入りのナンがあったわけですね。

グルテンフリーについては、現在もメニューのカレーはそうなのですが、マニさんとしては将来的にグルテンフリーのナンを提供したいといいます。現在の小麦粉ではなく米粉や豆の粉などで作ることができれば、来てくれるお客さんも健康になると考えているそうです。

薬膳などの中国料理は健康的な料理がイメージ浮かびますがインド料理で健康的というのはなかなか頭に浮かばないかもしれません。でもマニさんは健康的なインド料理を作ろうと、日本で手に入らないスパイスなどを仕入れるために年に2回インドに戻るそうです。

マニさんご自身も、大阪狭山にあるジムで筋トレをしていて、かなり健康を意識しています。ちなみにマニさんは独身で「良い人がいれば募集しています」と笑顔で語っていました。

というわけで、マニカリーさんに行ってきました。マニさん自身は来店されるお客さんに体にいいものを食べて頂きたいと、試行錯誤されています。来年創業10年を迎えるマニカリーさん、インドの本格カレーが食べたくなったら立ち寄ってみてはいかがでしょう。

いちばん右側がオーナーのマニ・バロニさん
いちばん右側がオーナーのマニ・バロニさん

マニカリー(Mani Curry)

住所:大阪府河内長野市長野町5−1−111

TEL:0721-54-2202
営業時間:平日:11:00~15:00(L.O 14:30),17:00~22:00(L.O 21:30)
     土日祝:11:00~22:00(L.O 21:30)
定休日:無し

アクセス:南海・近鉄河内長野駅から徒歩1分
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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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