【初心者ランナー】新しい体験も出来る「陸上スパイク」
|陸上スパイクは滑らないため
陸上競技も含め、グラウンドで行うスポーツはスパイク使用します。その主な要因は滑らないために使用します。短距離及び中長距離のスパイクは蹴りやすくするために前足部にピンがあります。ランニングシューズとの大きな違いは、このピンがあることにより着地の仕方が大きく変わります。今回は、ランニングシューズを普段履いている人に、是非一度体感して欲しい陸上スパイクシューズを紹介します。
|身体が前に自然に倒れて進むランニングシューズ
一般的なランニングシューズは踵を厚くしつま先との高低差を作り、自然と身体を前に傾けてその勢いで脚を前に出し続けるように作られていることが多いです。更に普段歩く時は踵で着地して前に進みます。その延長線上で走るので多くの人は踵で着く「ヒールストライク」になります。
|踵で着地出来ない陸上スパイク
陸上スパイクのピンは前足部にあります。その為、履いただけでピンの影響でつま先が上がり足首が曲がった状態で移動しなければなりません(トラック内を)。更に走ると踵着地なのでピンがトラックに引っかかり動きを妨げます。しかも足首を使って蹴るので異常に脹脛を疲労します。
|跳び箱のロイター板?
履くだけで新感覚な陸上スパイクですが、目的は前足部で着地しシューズのプレートをバネにして跳ねることが目的です。例えると滑らないロイター板のようなもの、学生の頃、跳び箱のロイター板がうまく使いこなせない経験がありませんでしたか?自分自身の走りの見方を変えるのためにも陸上スパイクを履いて走るのは貴重な体験になるので機会があれば是非チャレンジしてみて下さい。
Written by マラソン完走請負人/牧野仁です
有限会社スポーツネットワークサービス代表取締役。初心者向け走り方教室「Japanマラソンクラブ」を立ち上げ、様々な方々に走るまでの準備やケガを防ぐ走しり方などを指導。走ることを軸に、旅行(旅RUNの名付け親)や食、健康、美など提供しています。ジョギングインストラクター資格認定講座も開催。
著書;楽して走ろうフルマラソン(ランナーズ)。フルマラソンスタートBOOK(エイ出版)。目からウロコのフルマラソン完走新常識(実業之日本社)など多数。
テレビ;「ラン×スマ(NHK BS)」「ソレダメ(テレビ東京)」など出演。
「相棒」「警視庁・捜査一課長」などランニング監修。
雑誌;Tarzan(マガジンハウス)ランニングスタイル(エイ出版)MONOQLO(晋遊舎)など、監修
YouTubeチャンネル:ビギナーランニングマガジン / 完走請負人牧野