【恵那市】野菜ソムリエのご主人が伝える最先端のさつまいもの世界とは?POTEtommy(ポテトミー)
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現在土日に(詳しいスケジュールは下記公式サイトを参考に)ヤマセン深萱商店駐車場をメインに焼芋を販売しているPOTEtommy(ポテトミー)。
チャーミングな笑顔と会話で対応してくれたのは、オーナーの後藤さん。
その笑顔の下には、野菜にかける熱い情熱がありました。
後藤さんは野菜ソムリエで、さつまいも、じゃがいも、こんにゃくいもを栽培している芋屋さんです。
この時期の毎週末は焼芋の販売をしていることが多く、今年で4年目。
「さつまいもの種類は日本で栽培している品種で現在約100種類。そのうち約半分の品種は過去に栽培をしてみました。そこから取捨選択をし今年は12種類のさつまいもを栽培。焼芋は数種類、その日に一番いい芋を出してます」
と、後藤さん。
「こんなに多くの品種を栽培した農家はあまりいないと思います。だからといって全ての芋が必ずしも素晴らしくて育てやすい訳じゃないけどね。それぞれ個性があるし」
栽培方法、大きさ、親しまれる味かどうか。とりあえず1回作ってみて確かめる。
それがPOTEtommyぽさ。日本の最先端のさつま芋の世界がここで楽しめる、というのは、伊達じゃないですね!
その他「さつまいもって掘ってすぐに食べちゃだめですよ、熟成させないと。さつまいもは60〜90日くらい寝かせたほうがいいです」
なんていう楽しい知識を知ることができます。
「この芋はハロウィンスイート。かぼちゃみたいな味なんですよ」
確かにかぼちゃ!
芋なのにかぼちゃ風味の不思議な味!でもさつまいもとしての味もあるのです。
訪問時は「もう、ここの芋しか食べられなくなった…」というヘビーユーザーの方も。
アツアツな焼芋の端はパリパリの干し芋のよう。程よい甘さと皮のパリパリ感で幸福感に包まれ、知らぬ間に芋が手元から消えています。イリュージョン?
何て恐ろしい焼芋なんでしょう…。
後藤さんは「苗から育てて焼き芋まで」さつまいもに携わっており、まさに頭からお尻まで、苗から人のお腹に入るまでを見守る人。
「作った以上は責任を持ちたい。それに子供たちに安心で美味しいものを食べてほしいですしね」
という優しい気持ちから栽培されているとか。
作業の合間には小学校で野菜づくりを教えるなど、子供たちが食べ物に対する興味が持てるような活動もしています。
「僕が変えたいなんて大きな事はいえないけど、これからの農業をとても心配しています。農家はどこも大変。僕自身も様々な模索をしながら、美味しい野菜を作ってたくさんの方に喜んでほしいです」
と、後藤さん。
これからの新しい農業の始まりがここにあるかもしれません。
そして何よりこの季節ならではのアツアツの焼芋を食べてみましょう。
新たなさつまいもの世界を知ることができるはずですよ!
POTEtommy(ポテトミー)様、
取材にあたり、焼芋の試食提供していただき、ありがとうございました!
【POTEtommy(ポテトミー)】
販売場所:岐阜県恵那市岩村町飯羽間2318‐1
営業時間:土曜、日曜のみ 10;00~16:30頃まで
※焼き上がりまで時間がかかるため、お時間をいただくことがあります
※芋がなくなったら早く終了する可能性があります
※12月22日は、道の駅おばあちゃん市感謝祭に出店
詳しくはInstagramをご覧ください