【佐賀市】市内で日帰り温泉と懐かし喫茶を堪能。旅行客にもすすめたい、風情豊かな温泉宿。
体も心もひと息つきたいとき…筆者は佐賀市中心部からひたすら北に向かいます。駅から車で30分ほど…着いたのは、富士町の「熊の川温泉」。ここに来るたび、市内に温泉街があるって最高!と改めて感じます。
今回、利用したのはこちら。「お宿 夢千鳥」。熊の川温泉の案内板を過ぎ、右手にあります。程よい規模感と瓦屋根、“和”の風格漂う外観に圧倒されつつ、早くも癒される。
そのまま奥に進むと正面玄関です。「お宿」ですが、もちろん日帰り入浴も可能。10時から19時(最終受付)まで利用できます。食事込みの日帰りプランも充実しています。
入浴料と別途料金を支払うと利用できる家族風呂も。こちらは宿泊者優先となるため、状況によってはすぐに利用できない場合もあります。それぞれ魅力たっぷり。大浴場は室内風呂のみなので、露天をご希望の方は家族風呂「半露店風呂」がおすすめです♪
受付で支払い後、いざ、温泉へ!この日は休館日翌日、オープン直後の一番風呂でした。午前中から温泉なんて贅沢…!
大きな窓が二面あり、優しく陽が入ってきます。そしてこの時期の醍醐味、綺麗に紅葉した木々を拝めるのも嬉しい。
天然ラドンが豊富な熊の川温泉。そして“ぬる湯”なのもポイント!ぬる湯といっても温泉界での話であって、もちろん体はしっかり温まります。じわじわと染みていく温かさなので、長くのんびりと浸かれるのがまた良し。温泉をじっくり堪能するのにベストな温度感です。温泉はゆったり入るならだいたい、4~5人までかな?という感じ。この日は贅沢にも、貸し切り状態で満喫させてもらいました♪
温泉後は喫茶室でクールダウン。
そして温泉後は…正面玄関入ってすぐ、左手にある喫茶室へ。
無料の冷たい温泉水を、ほかほかと温まった体に注ぎます。
大和町で30年以上ケーキ屋を営み、惜しまれつつも閉店した「亜萬桃(あまんどう)」。なんと現在、そのオーナーシェフさんがここで喫茶室の運営とケーキの販売をされています。思い出深い方も多いのでは。卓上のメニューを見て、カウンターで直接注文します。ケースに中は…シェフの手作りケーキがずらり。
ケーキは全て416円。筆者はケーキセット(660円)で、「モンブランケーキ」とコーヒーを注文しました。下はふわふわのスポンジ生地。ベースにバターが使われているクリームが濃厚で、何だか昔懐かしいケーキの味。こっくりとした栗の甘さも加わり、満足感たっぷり。コーヒーとよく合います。他にもショコラケーキ、ショートケーキ、バターケーキなどなど。
窓からの眺めも良く、温まった体をゆっくりクールダウンさせてくれる場所。ケーキだけを買いに来る方も多く、毎年クリスマスケーキも受け付けているそうです。温泉だけでなく、カフェとしても楽しめるお宿!日帰り利用でもゆっくりと過ごせます。温泉のあとはぜひ、こちらに寄ってほしい。
時折、ご褒美と称して訪れる熊の川温泉。実は気軽に利用できる、佐賀市民におすすめの癒しスポットでもあります。
また、夢千鳥では度々、Instagramのフォロワー限定のクーポンを発行されています。日帰り入浴が半額(440円!)、家族風呂の利用料金が半額…などなど。こちらも要チェックです。今年もあと約2週間。苦い思い出はお湯に流しつつ、温泉で1年頑張った体と心を労わってみてはいかがでしょうか。