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はじめまして

竹内和雄兵庫県立大学環境人間学部教授

はじめまして

これから教育や子育てについて気づいたこと、考えたことを書いていきます。私は、今は、大学で教師を目指す学生を教えていますが、公立中学校で20年生徒指導主事等を担当(途中、小学校兼務)し、その後、市教委指導主事を5年経験してきました。

その中で、いろいろな子どもたち、さまざまな保護者に出会ってきました。学校現場は多くの課題がありました。私たち教師は、「困った子どもたち」に翻弄されていました。

しかし、彼らは実は、「困っている子どもたち」で、自分ではどうしようもなくて困っている。その悲しい表現方法が、さまざまなトラブル事例だと気づいてからは、驚くほど、すべてがうまくいくようになりました。

「児童自立支援施設」「少年院」等への住み込み体験や大学院での学び等、多くの経験が私を支えていますが、ここでは、困った子どもたちを大人がどう支えればいいか。そのあたりを問題意識の中心に書いていきたいと思っています。

ケータイ・スマホの専門家ではありません(笑)

最初ですので、書いておきます。最近、よく、ケータイ・スマホ問題の専門家のように言われて困惑しています。

私は、決して、ケータイ・スマホ問題にだけ関心があるわけではありません。また、特に、技術的に詳しいわけでもありません。今、一番「困っている子」がケータイ・スマホにいるから、彼らにどう接し、どう対応していけばいいか考えたり、実際に対応したりしているだけです。

ご意見,よろしく

こういう媒体の利点は、双方向の意見交換ができることだと思っています。私は自分の考えが絶対とは全く思っていませんし、いい意見があれば、すぐにでも取り入れたいと考えています。ご意見等あれば、ぜひともよろしくお願いします。

批判も歓迎ですが、できましたら対案の提示をお願いします。確約はできませんが、できるだけ多く反応しようと思っていますし、私なりに精一杯考えたいと思います。

兵庫県立大学環境人間学部教授

生徒指導提要(改訂版)執筆。教育学博士。公立中学校で20年生徒指導主事等を担当(途中、小学校兼務)。市教委指導主事を経て2012年より大学教員。生徒指導を専門とし、ネット問題、いじめ、不登校等、「困っている子ども」への対応方法について研究している。文部科学省、総務省等で、子どもとネット問題等についての委員を歴任している。2013年ウィーン大学客員研究員。

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