【中津川市】樹齢1000年を超える加子母の大杉。加子母の人々、伝説を見つめてきたパワースポットです
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加子母といえば、国の天然記念物にもなっている大杉。
樹齢1000年を超える巨木です。
史跡名勝天然記念物になったのは1924年。今年で100年なんですね。
長い間、加子母の歴史を見てきた杉です。
加子母の歴史の話になると、奈良~鎌倉のお話が多くなるのですが、ここもやはり鎌倉時代のお話になりますね。その当時に見た杉は今より民家もなく、存在感があったかもしれません。文覚上人もこの杉を見たのでしょうね。
とにかく存在感が、木のうねり具合が圧巻です。
何かの神様がいるような、すべてのものをお見通しのような迫力です。
幹の周りは約13m、樹高30mとのことですが、それ以上に神々しい堂々たる姿。
まさにパワースポットです。
加子母のお祭りといえば、奇祭なめくじ祭り。
今年は8月12日に行われるそうです。
なめくじ祭りとは、先ほども登場した鎌倉時代の高僧、文覚上人(もんがくしょうにん)にまつわる、毎年旧暦7月9日に行われる祭。文覚上人は源頼朝が平家討伐をする際に貢献した人物ですが、若い頃、友人の妻であった袈裟御前(けさごぜん)に恋をし、誤って殺害してしまった過去がありました。そのため文覚は罪を償うため出家するのですが、なめくじは、高僧となった文覚上人の罪をゆるす袈裟御前の化身として文覚上人のお墓に群がるようになったそう。この日に参拝すると、九万九千日参拝したのと同じご利益があるそうで、多くの方が参拝に足を運びます。
文覚上人のお墓は日本各地にあるのですが、この地域周辺でも寺院を勧請、建物を修復することに貢献したそうなので、親しまれていたのでしょうね。
当日は夜店、盆踊り等でにぎわうそうなので、どちらも楽しみたいところです。
【加子母の大杉・なめくじ祭】
住所:岐阜県中津川市加子母小郷(大杉権現)
なめくじ祭開催日 令和6年度は8月12日されます