ここまでやれば大丈夫!「お風呂の大掃除」コツと道具
今年も残すこところあと2日。予定通りに大掃除を進めている方もいれば、全く何もできていないという方もいるでしょう。何もやらないと気持ちがスッキリしないようであれば、お風呂の大掃除だけでもしてみてはいかがでしょうか。
乾燥する冬場ですがお風呂場はもちろん湿度が高い場所。寒さのため窓を開け放つことも減り、冬場はカビが生えやすい状態でもあります。身体を清潔にするためのお風呂場なので、綺麗な状態を保ちたいところです。
今回はお風呂場の大掃除に焦点をあてて、お風呂場大掃除のコツ、お風呂場の大掃除をする順番、忘れがちな掃除の場所などをご紹介します。
お風呂場の大掃除のコツ
■塩素系の洗剤を使うときの注意
お風呂場の大掃除をするときに、目に見えるカビが生えているのでなければ、日頃使っている中性のお風呂場用洗剤で十分に汚れは落ちます。カビが生えている、また排水口を全く掃除しいなくヌメリだからの状態であれば、塩素系のカビ取り剤などを使うと時短で掃除することができます。
ただし、塩素系のものは「まぜるな危険」と書かれているようにいくつかの注意が必要です。
・「まぜるな危険」を使うときは必ず換気をする
・「まぜるな危険」を使うときは手袋をし、高い位置に使う場合はメガネなど目を守るもの装備をする
・「まぜるな危険」は排水も注意。「まぜるな危険」と書かれているので、他の洗剤類と混ぜて使うひとはさすがにいないと思いますが、忘れがちなのが排水です。「まぜるな危険」のものを使って洗い流したあとに、すぐに別の洗剤を使うと排水口で混ざり有毒ガスを発生する可能性もあります。「まぜるな危険」を使ったときは、その箇所を洗い流すだけでなく、排水口にも十分な水を注ぎ完全に流しきるようにすることが重要です。
■お風呂場の大掃除を早く終わらせるコツ
お風呂場以外の場所の掃除でも共通して言えることですが、お風呂場ではとくに掃除をする順番は上から下へとやっていくようにします。上から下にやることで、せっかく汚れを落とした部分に汚れが上から流れてくるようなことを防ぐことができます。
お風呂場換気扇の大掃除
お風呂場の大掃除、まずは換気扇からです。必ず換気扇が止まっていることを確認してから掃除をはじめます。換気扇にフィルターがついているだけのタイプの場合は、フィルターを外して風呂掃除用洗剤で水洗いを。カバーがついている場合は、カバーを取り外す必要があります。
カバーによって外し方に違いがありますが、ワイヤーで引っ掛けられているタイプの場合は、両方のワイヤーを手で中心に寄せるとフックから外れるようになっています。
汚れが軽ければ風呂掃除用洗剤で洗い、カビが生えているようであれば、カビ取り剤を使って洗ってください。その後、洗剤を水で洗い流し、乾燥させてから元に戻します。
中の換気扇部分も外れるようであれば、外して同樣に洗いますが、外せそうにない場合は、細い棒にマイクロファイバークロスを巻き付けたもので汚れを落とします。
お風呂場の天井や壁のカビ掃除
お風呂場の天井や壁の掃除は柄の長い浴槽洗い用スポンジか、カーショップや100円ショップで売っているスポンジとスクイージーがついている掃除道具が便利です。
カビが発生していないようであれば、普段使っているお風呂場用洗剤をつけて全体を拭き掃除をし、シャワーで洗剤を洗い流してからスクイージーで水切りをしてください。
カビが生えているようであれば、スポンジ部分に垂れない程度のカビ取り剤をつけて拭き取るようにします。天井や高い位置の壁のカビを拭き取る際は、前述のとおりくれぐれもカビ取り剤が垂れてこないように注意してください。カビを取り終えたらシャワーでカビ取り剤を洗い流し、同樣に水切りをします。
風呂釜と小物をを洗う
風呂釜は専用の風呂釜洗浄剤で洗うのが効果的です。その際に洗面器や椅子、浴槽の蓋なども一緒に入れて洗いましょう。風呂釜洗浄剤の使い方はメーカーによって多少の違いがありますが、忘れがちなのがすすぎです。洗浄が終わったあとに、再度、水を入れて追い焚きをすることですすぎをするようになります。
風呂釜洗浄が終わったら、フィルターを取り外し、歯ブラシなどを使って目の汚れも掃除してください。
お風呂場の鏡と蛇口の掃除
お風呂場の鏡や蛇口についた白い輪のような汚れは、水道水に含まれるカルキがこびりついてしまっている場合が多いので、クエン酸水をふきかけマイクロファイバークロスで擦ることで落ちます。
何年も鏡を掃除していない場合は、ウロコのように汚れが固まってしまっていてクエン酸水では落ちないので、その場合は人工ダイヤモンドを使った専用のウロコ取りで軽く磨くのがおすすめです。
浴槽のエプロンなど外せるものは外す
浴槽のタイプにもよりますが、手前のエプロン部分が外れるようであれば外して洗いましょう。エプロンの下の部分にダイヤルがあって回して外すタイプや、浴槽側に押すことでフックが外せるタイプがあります。
お風呂場全体の溝をチェック
湿度が高くカビが生えやすいお風呂場。とくに溝がある場所は注意が必要です。椅子の足の部分、棚、浴槽の溝、ドアパッキンなどなど、目に見える汚れがなくても歯ブラシなどを使い丁寧に洗っておきましょう。
お風呂場ドアパッキンのカビは専用カビ取り剤で
お風呂場のドアパッキンにカビが発生しているようであれば、専用のカビ取り剤で取るのが効果的です。数カ所であればスプレータイプのものもふきかけラップを貼り付けて数分置いてから洗い流します。
ひどいカビの場合はジェルタイプのカビ取り剤を使って、しっかりと浸透させるのがおすすめです。
お風呂場の床の大掃除
お風呂場の床はご家庭によって汚れの差が多い場所です。日頃から浴槽と同じく洗っているご家庭はさほど汚れていないので、浴槽と同じスポンジなどで洗うことができます。日頃掃除をしていなく、目地に汚れが詰まっているようであれば、ブラシを使い風呂用洗剤で汚れを落としてください。
とくにお風呂場の角にあたる部分は汚れがたまりがちなので、念入りに掃除をしておきましょう。
お風呂場排水口の掃除
ヘアキャッチャーや排水口の汚れが軽い場合は、お風呂場用洗剤と歯ブラシなどで簡単に汚れが落ちます。日頃あまり掃除をしていなくヌメリ汚れがこびりついている場合は、「まぜるな危険」と書かれている塩素系の洗剤をふきかけて10分ほど置いて、歯ブラシなどを使うと簡単に汚れが落ちます。最後にしっかり水で洗い流します。
お風呂の大掃除 仕上げは防カビ処理
お風呂の大掃除が済んだら、仕上げに防カビ処理をしておきましょう。最近は種類も増えて、燻煙タイプや置いておくだけのものなどもあります。
お風呂の汚れをしっかりと落として、新年は気持ちいい入浴時間を過ごしてください。