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【川越市】お買い物の原点! 川越の市街地の昭和から続く魚屋さん、肉屋さん、八百屋さんを紹介!

編集工房水夢地域ニュースサイト号外NETライター(川越市)

最近は大型のスーパーマーケットが増えて、肉屋さんなどの専門の小売店が減っているようです。でも、専門の小売店には、そのお店ならではのよさがあります。今回は川越の市街地で昭和から続く、魚屋さん、肉屋さん、八百屋さんを紹介します。

美味しいお刺身、売っています~魚定~

まずは魚屋さんから。「魚定」は本川越駅の近くにある魚屋さんで、店主さんのお話によると70年以上の歴史があるそうです。

お店は西武新宿線・本川越駅から徒歩約8分です
お店は西武新宿線・本川越駅から徒歩約8分です

こちらは教育関連施設への卸(おろし)をしているそう。それに、ショーウインドーに商品の魚は並んでいません。

以前はこちらのショーケースに魚が並んでいたそうです
以前はこちらのショーケースに魚が並んでいたそうです

もしかしたら、なかには「今は魚の小売りをしていない」と思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、そんなことはありません。こちらでは「まぐろのお刺身」「おしゃけ(鮭)」「タイの粕漬」「ちりめんじゃこ」などを販売しています(カジキは時期によるそうです)。

お刺身用と焼き魚用、どちらもそろっていることになります
お刺身用と焼き魚用、どちらもそろっていることになります

私が訪問した時には「まぐろのお刺身」を2千円分、購入しました。

持ち帰り用ですが盛り付けもきれいです
持ち帰り用ですが盛り付けもきれいです

自宅でいただいたところ、口のなかでとろけるようで、とても美味でした。なお、こちらでは「魚を食べたいのだけれど、自宅で焼くのがちょっと……」という方のために、購入した魚(おしゃけやタイの粕漬)をサービスで焼いていただけるそうです。

くれぐれもお店の必要以上にご負担がかかることがなきよう、よろしくお願い申し上げます
くれぐれもお店の必要以上にご負担がかかることがなきよう、よろしくお願い申し上げます

店主さんは「お店の跡をついでくれる人もいないし、私の代で終わりかな…」とおっしゃいます。そのようなことはおっしゃらずにぜひずっと続けていただいたきたいっ!

【店舗情報】

  • 店舗名/魚定(うおさだ)
  • 住所/埼玉県川越市連雀町26−6
  • 営業時間等/店主さんのコメントでは基本的には毎日、8時から18時ぐらいまで営業しているとのこと。ただし、不定のお休みや急な営業時間の変更の可能性がある旨、ご了承いただけますと幸いです

市外から通う常連さんもいる~肉の十一屋~

続いては肉屋さんです。「肉の十一屋」は60年以上の歴史があるそう。

西武新宿線・本川越駅から徒歩約 8分です
西武新宿線・本川越駅から徒歩約 8分です

こちらで売られているお肉は、国内産で具体的な産地がわかる、いわゆる「ブランド肉」が中心です。「安心・安全で美味しい」と評判が高く、市外から通う常連さんもいらっしゃるそう。

産地が明記されています
産地が明記されています

また、こちらは食べ歩き用のメンチやコロッケのお店として広く知られていて、行列ができることもあります。

どれも美味しそうです
どれも美味しそうです

私が訪問した時にはトンカツ用のお肉2枚分を購入しました。

こちらは埼玉県寄居町産ですね
こちらは埼玉県寄居町産ですね

自宅でトンカツにしていただきましたが、やはり美味でした。さすがのお肉の名店です。

【店舗情報】

創業は昭和ではなくて明治~柏屋~

魚屋さん、肉屋さんときたら次は八百屋さんです。ここでは菓子屋横丁の近くにある「柏屋」を紹介します。

こちらは東武東上線・川越市駅、あるいは西武新宿線・本川越駅から徒歩約17分です
こちらは東武東上線・川越市駅、あるいは西武新宿線・本川越駅から徒歩約17分です

店主さんのお話によると、こちらの創業は明治40年(1907年)とのことです。ゆうに100年以上の歴史があることになります。

店内にはいろいろな野菜や果物が並んでいます。

一つひとつに値札がつけられています
一つひとつに値札がつけられています

特にお値打ちの品は店頭で売られています
特にお値打ちの品は店頭で売られています

私が足を運んだ時には「今日は梨がおすすめですよ」とのことで、そちらを二つ、購入しました。写真を撮り忘れてしまいましたが、1個250円(税込)で、味も美味でした。

ちなみに、こちらの店主さんも先に紹介した魚屋さんの「魚定」と同様に、「もしかしたら、自分たちの代で終わりかも…」とおっしゃっていました。いやいや、そんなことをおっしゃらずに…。

【店舗情報】

  • 店舗名/柏屋
  • 住所/ 埼玉県川越市元町2-8-9

以上、今回は魚、肉、野菜の小売店を紹介しました。今回の記事の作成にあたり、食品の小売店を探して川越の市街地を巡ったのですが、「今は小売店としての営業はやめてしまった」というところがいくつもありました。ここで紹介したお店はそれぞれによさがありますが、共通していえるのはお店の方とのコミュニケーションが楽しめるということです。こういった文化はいつまでも残ってほしいもの。ぜひ、皆様も時には魚は魚屋さん、肉はお肉屋さん、野菜は八百屋さんで買い物をしてみてはいかがでしょうか。

地域ニュースサイト号外NETライター(川越市)

川越市在住のエディトリアルライターです。フリーランスとして活動中。川越の情報をお届けします。

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