【JAZZ】道下和彦 Band featuring 黒瀬香菜@BAJ
“ジャズの醍醐味”と言われているライヴの“予習”をやっちゃおうというヴァーチャルな企画“出掛ける前からジャズ気分”。今回は、ギターとオルガンのスペシャルなコラボ・バンド。
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バークリー音楽大学を卒業後、1989年に帰国するや日本のコンテンポラリー・ジャズ・シーンの最前線へ踊り出して、以降は自身の活動に加えて後進の指導にも熱心なトップ・ギタリスト、道下和彦率いるバンドが目黒のブルース・アレイ・ジャパンに登場する。
このバンドで注目したいのは、1988年生まれのオルガン・プレイヤー、黒瀬香菜だ。
幼少からエレクトーンを習い始めた黒瀬は、中学生になるころには本格的にオルガンを学んで将来の進路を見据えるようになったそうだ。洗足学園音楽大学ジャズ科に進むと並行してプロとしての活動も始め、数々のセッションやツアーに参加。在学中には洗足学園音楽大学が手がけたレーベルから第1弾アーティスト“Sp-Uni”としてアルバムをリリースするなど頭角を現わしていた。
2014年6月には黒瀬香菜名義のアルバム『KEEP ME OUT !!』をリリースし、名実ともにトップ・オルガニストとしての道を歩み始めた注目のプレイヤーなのだ。
Jポップ系のバンドでは女性のキーボード奏者は珍しくないだろうが、コンテンポラリー・ジャズ系では貴重と言わざるを得ない。なぜならば、ジャズを理解していながら、ハードなコンテンポラリー・ジャズを弾きこなすパワーとスピードが要求される“男前な世界”で闘わなければならないから……。
黒瀬香菜はどんな戦いを繰り広げてくれるのだろうか、楽しみだ。
では、行ってきます!