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村上宗隆の打順、次はどうする?栗山英樹監督の采配ズバリ!侍ジャパンWBC王座奪還まであと2つ

上原浩治元メジャーリーガー
(写真:CTK Photo/アフロ)

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本は16日、東京ドームで行われたイタリアとの準々決勝を9対3で快勝し、1次リーグを含めて5戦全勝で準決勝、決勝が行われるアメリカ・マイアミ行きを決めた。

 準々決勝で打線に明るい材料があった。1次リーグで調子が上がってこなかった村上宗隆選手(ヤクルト)がイタリア戦で初のタイムリーを含む二塁打2本を放った。4番から5番に打順が変わったことがどこまで影響したかわからないが、村上選手の打撃にいい流れをもたらしたことは間違いないだろう。このタイミングで打順を変えた首脳陣の〝英断〟ともいえる。この後も、もちろん栗山英樹監督ら首脳陣が決めることではあるが、私は結果が出た以上、村上選手は準決勝以降も5番固定でいいのではないかと思った。

 セ・リーグ三冠王に代わって4番に入った吉田正尚選手(レッドソックス)はイタリア戦で一発を放った。大会途中に4番に入るという重圧を心配する読者もいるかもしれないが、メジャーで大型契約を勝ち取った吉田選手が動じるはずがない。ここまでの打率4割の吉田選手、さらに前を打つ打率・438の大谷翔平選手(エンゼルス)、さらには6番でイタリア戦でも貴重な3ランを放った岡本和真選手(巨人)へと侍打線は1番ヌートバー選手(カージナルス)から下位まで「つながり」が生まれてきた。理想の状況でアメリカへ乗り込むことができた。

元メジャーリーガー

1975年4月3日生まれ。大阪府出身。98年、ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。1年目に20勝4敗で最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率の投手4冠、新人王と沢村賞も受賞。06年にはWBC日本代表に選ばれ初代王者に貢献。08年にボルチモア・オリオールズでメジャー挑戦。ボストン・レッドソックス時代の13年にはクローザーとしてワールドシリーズ制覇、リーグチャンピオンシップMVP。18年、10年ぶりに日本球界に復帰するも翌19年5月に現役引退。YouTube「上原浩治の雑談魂」https://www.youtube.com/channel/UCGynN2H7DcNjpN7Qng4dZmg

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