お盆はチャンス!?親の老いを見逃すな!実家のチェックするべき5つのポイント
岐阜県で活動している整理収納アドバイザーの高桐久恵です。
コロナウイルスの影響で旅行や帰省する機会がめっきり減ってしまった昨今。実家の状態が心配で家を見に行って欲しいというご依頼をいただいたこともありました。
かくいう私も実家が遠方なのでなかなか気軽に帰ることができず両親がどんな生活を送っているのか気になることが以前より増えたように思います。
ウィズコロナの生活もだいぶ慣れてきた今年の夏は久々に帰省する方も多いのではないでしょうか?
高齢者は若者よりもコロナに対して敏感でストレスの多い日常を送っています。老いは少しずつやってきます。気付かないまま認知症になってしまい大変な状況になってしまったという家庭も少なくありません。子どもが年老いた親の変化を見逃さないようにすることが離れて暮らしていてもお互いに安心して生活ができる秘訣かもしれません。
実家に帰省する予定がある方はぜひこの5つのチェックをしておいてください。
①貴重品の置き場所を確認しておく。
病気やケガなど突然の出来事は予期せぬタイミングでやってきます。その時に慌てて保険証や通帳などを家じゅう探し回っていては時間がもったいないですよね。
親が元気なうちにどこに何があるのかを共有しておくことが重要になってきます。特に離れて暮らしている場合は親の交友関係や何かあった時に頼りになるキーパーソンのような方の連絡先を教えてもらっておくと安心です。
②ゴミの分別がきちんとできているか?
年を重ねてくると分別することが面倒になってくるとか。認知症の症状が進むと、こういった分けるという作業ができなくなってくるそうです。
③冷蔵庫の食材の期限が切れていないかチェック!
親世代は物を大切にしなさいという躾を小さいころから叩き込まれてきた世代。平気で1年以上前の食品が冷蔵庫に入っていたりします。親の食生活もチェックできるので、掃除も兼ねて中身を出していただくことをおすすめします。
④寝室は整理されているか?
災害や地震など万が一に備えて、いつでも逃げられる動線は確保しておきたいところ。寝室まわりや廊下や玄関には足元にものを置かないように伝えましょう。
それから背の高いタンスや食器棚の上にも物を置かないようにチェックしましょう。
⑤開かずの間はないですか?
60代以上の方々の家の中によくあるのが物置部屋。いつか手を付けようと思いながら結局先延ばしになって親が亡くなった後に子ども世代が片付ける羽目に…ということがほとんどです。
処分してもいいものと残しておきたいものくらいは教えてもらっておくといいかもしれません。
最後に
親の生前整理で一番大事なことが親子間のコミュニケーションです。
頭ごなしにいきなり捨てては絶対に言ってはいけません。逆に意固地になって抵抗します。
まずは今の状況を理解し、困っていることはないか聞くところからしてみて下さい。
そして整理しながら大いに昔話に花を咲かせてください。それが整理が進む一番のモチベーションになると思いますよ!
筆者:高桐久恵(たかぎりひさえ) 整理収納アドバイザー
岐阜県で講座やセミナーのほか、個人宅の片付けサポートを行う。
生前整理アドバイザーの資格も持ち、収納よりも整理に特化したサポートを心がけています。
Instagram(@restart.138)ではお片付けビフォーアフター画像や元バスガイド時代の漫画も描いています。最近YouTubeも開設しました。