台風19号の関節的影響!?関東など肌寒さ続く…東海以西は汗ばむ陽気で寒暖差に注意:気象予報士解説
10日は日差しが届くところが多く、晴れて日中は25度以上の夏日になる地域が多い一方で、関東や東北大平洋側などは雲がかかりやすく、じめじめひんやりした体感になりそうです。
関東などの肌寒さを生み出すのは台風19号の間接的な影響と言えるのですが、このどんよりした肌寒さはいつまで続くのでしょうか。
週末にひかえた3連休の見通しを含めて気象予報士が解説します。
晴れるエリア広いものの雨がパラつく地域も
10日は晴れ間の出るところが多く、朝の段階では冷えていても、日中は東海以西で25度以上の夏日になるところが多いでしょう。30度くらいまで上がるところもあり、汗ばむ陽気になりそうです。
朝晩と日中の気温差が10度くらい開くところが多いため、服装でうまく調節してください(気温と服装の目安については前日の記事を参照)。
一方、関東~東北大平洋側にかけては海からの冷たく湿った風の影響で雲が多く、弱い雨が降るところもありそうです。
この風は、台風19号の反時計回りの風と、前線を挟んで北側にある高気圧の時計回りの風の影響で吹く北東風で(冒頭の天気図参照)、気温を下げる効果があります。
予想最高気温は東京22度、仙台20度と、前日9日ほどの低さではないものの、ひんやり感じられそうです(気象庁予報)。
(※なお、筆者の9日の記事で、一部「真夏日」と「夏日」の表記が誤っているところがありました。お詫びして訂正いたします。)
3連休はいよいよ全国的に秋晴れ
12日(土)~14日(月・祝)にかけては3連休という人が多いと思いますが、この3連休にまるで合わせたかのように、移動性高気圧がやってきて全国的に爽やかな秋晴れとなりそうです。
このところ肌寒さが続いていた関東なども、連休中は日中25~26度まで上がる見込み。
その分、1日の中での寒暖差は大きくなります。14日は「スポーツの日」の祝日でその名の通りスポーツ日和になりそうですが、朝晩は上着を忘れずに出かけましょう。
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