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昨年よりさつまいも感が倍増!「榮太樓總本鋪」さんの焼芋大福は紅はるかの醍醐味がたっぷり詰まっています

柳谷ナオ和菓子ソムリエ・ライター

先日12月13日は事始め。京都では舞妓さん達がご挨拶回りをする華やかな光景が見られたり、そうでなくとも大掃除の一部をはじめたり、お正月飾りを購入したりといよいよ本格的な年末の激動に突入したなという気がします。

皆さん、毎日お疲れ様です。疲れた時は糖分の出番ですね。

ひとつずつケースに入っているので大福同士がくっつきません
ひとつずつケースに入っているので大福同士がくっつきません

都内では比較的豊富な路線が乗り入れる駅などに直結した百貨店でも店舗を構える老舗「榮太樓總本鋪」さんでは、店舗限定で大福やお団子などの生菓子が販売されているのですが、まさに今旬を迎えているといっても過言ではない食べ物の大福が販売されておりました。

今回は榮太樓總本鋪さんの「焼芋大福」をご紹介。

焼芋大福
焼芋大福

粒餡、もしくはこし餡が包まれた榮太樓總本鋪さんお馴染みの西河岸大福や黒豆大福も抜群の安定感がありますが、焼芋というワードの引力には逆らえず。平らな表面にくっきりとついた焼き色がまたたまりませんね~!

焼き色とざらりとした乾いた質感をひと撫で
焼き色とざらりとした乾いた質感をひと撫で

なかなかの重量感にお腹の虫が騒ぎます
なかなかの重量感にお腹の虫が騒ぎます

歯応えと歯切れが抜群なお餅の中には、紅はるかを惜しげもなく使用した芋餡がたっぷり。ねっとりとした濃密さだけではなく、意外と存在感のある紅はるかのダイスがなかなかの役者。餡のとろりとした部分、そしてどことなくほくっという歯ざわりを残しているため、素朴ながらもさつまいも特有のくっきりとした主張の甘さが残っているのです。

べっこう飴のような深い甘味も特徴的
べっこう飴のような深い甘味も特徴的

そのおかげもあるのか、焼き目と相まって焼き芋らしさがひと口目から一気に到来!確かに大福という餅菓子ではあるのですが、そこに加わるのは焼き芋の風味。香ばしさが旨味となりアクセントとなり、更には癒しになるという…食材やスパイスを加えているわけでもないのに。焼き目の偉大さを再発見。

ほんのり温まってきたな、くらいで十分です
ほんのり温まってきたな、くらいで十分です

また、軽くオーブントースターなどで炙っていただくと、香ばしさととろりとした粘り気がアップ!これはこれで熱々を舌に絡めながら、柔らかくなった芋餡を楽しめるのでアリ。

とろ~っと裂けていくと立ち昇る湯気をお届けしたい…!
とろ~っと裂けていくと立ち昇る湯気をお届けしたい…!

個人的には、昨年販売された芋大福よりもこちらのほうが断然好み…これはそのままと軽く焼き直して食べるのと、なかなか甲乙つけがたい冬の甘露です。もちもち派か、ねっとり派か…。
カロリー調整は明日にして、両方楽しんじゃいましょうか♪
最後までご覧いただきありがとうございました。
柳谷ナオ

<榮太樓總本鋪・本店>
公式サイト(外部リンク)
東京都中央区日本橋1-2-5
03-3271-7785
10時~18定
休日 日曜・祝日

和菓子ソムリエ・ライター

■年間400種を優に超える和菓子を頂く和菓子ソムリエ&ライター。美味しさだけではなく、職人さんやお店、その土地の魅力をいかに伝えるかに重きを置いて執筆中! ■製菓衛生士免許所持・製造・販売・百貨店勤務経験有 ■和菓子・お取り寄せ・お土産・アンテナショップ・都内物産展&催事・和菓子とお酒&珈琲&ノンアルコールとのペアリングなどの執筆や取材、監修を得意としています。

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