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【浜松】夕方に街中に集まる「謎の鳥」の正体は……!?

たまちゃんライター(浜松市)

もはや夏の風物詩といったところでしょうか。夕方になると街中に多くの鳥たちが集まって大合唱。多くの住民たちを悩ましているこの問題、実は浜松市は何年も前から対策をしつつも、未だ効果が得られておりません。一体この鳥の正体は何なのでしょうか、そして何か有効な手段はあるのでしょうか。

街中に集まる「鳥」とは……

浜松市中心街にこの時期に集まってくる謎の鳥。

実はこれらは「ムクドリ」と呼ばれる鳥で、浜松市以外の都市でも問題となっている「鳥害」です。

ムクドリたちの「キュルキュル」と泣き叫ぶ鳴き声による騒音や、周囲に撒き散らす糞などにより、住民たちは多くの被害を受けております。

そんな「鳥害」に対し、浜松市は以前から多くの対策を行ってきました。具体的には「花火で驚かせる」「木を叩く」「不快な音を出す」「特殊波動防除装置」など、直接的に威嚇を行ってきました。

すると、いったんムクドリは「ワーッ」と飛び立ち居なくなるのですが、しばらくするとその場に舞い戻ってきます。

浜松市 / ムクドリ
浜松市 / ムクドリ

さらに、完全勝利したかと思えば、ムクドリは「浜松駅」「アクトシティ」などにいったん移動。人間を安心させ、また舞い戻ってくるというぬか喜び状態。

集まってきた段階で再度威嚇をして、追い払い……また舞い戻るという「いたちごっこ」が続きます。

浜松市 / ムクドリ
浜松市 / ムクドリ

攻防戦の末、街の道路のいたるところに、ムクドリたちの「糞」が落とされていきます。見た目的にも非常に不衛生きわまりないものですが、自治体でその都度清掃活動を行っております。

もちろん、それも焼け石に水で、すぐさま次の日には元通りとなってしまいます。

こうした「浜松市」VS「ムクドリ」の攻防戦は2009年(平成21年)からはじまり、今年で12年目を迎えます。

もちろん、現時点でムクドリが居なくなっていないという状況を踏まえると、現状ムクドリの勝利と言わざるをえません。

はたして今後、浜松市はムクドリに勝利することができるのでしょうか。それとも、このまま街の中心街はムクドリに支配されてしまうのでしょうか。

参照:国土交通省ムクドリとの攻防の日々

ライター(浜松市)

静岡県浜松市のライターです。浜松市の魅力を発信します!

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