【春日井市】介助犬をもっと身近に。県内にわずか4頭、国内にも59頭しかいない介助犬の啓発イベントへ。
2024年11月9日(土)に春日井市総合福祉センター・春日井市福祉文化体育館で開催された「第44回福祉のつどい」の催しの1つとして行われた「社会福祉法人 日本介助犬協会」の介助犬啓発イベントに伺いました。
介助犬とは、肢体不自由者の方の手足となり、日常生活における動作のサポートをしてくれる犬のことで愛知県長久手市に全国初の介助犬総合訓練センターがあります。
盲導犬や聴導犬に比べ、どのようなことが出来るのかよく知らない方も多いのではないでしょうか。
今回デモンストレーションとして、実際の介助犬のお仕事の一部を見せていただきました。
今回伺ったのは長年「社会福祉法人 日本介助犬協会」の支援をされている春日井さくらライオンズクラブのブースです。
「第44回福祉のつどい」の催し物の1つとして、介助犬チャリティーグッズの販売や介助犬啓発のためのデモンストレーションを行われていました。
介助犬とは手や足に障がいのある方の日常生活動作のサポートをしてくれる犬のことで、「盲導犬」や「聴導犬」と同じ「補助犬」の1つです。
2024年11月現在、国内には59頭、愛知県内には4頭しかおらず、まだまだ数が少ないのが現状です。
介助犬は必要とされている方1人1人に対してオーダーメイドで訓練をしていくそうで、落とした物を拾ってくれたり、杖の方の歩行補助やドアの開閉など様々なことができます。
例えば車椅子の方などで物を落としてしまうことが不安で外出が難しくなる方もいますが、介助犬のサポートを受けることで安心してお出かけできるようになるなど、精神面でも大きな支えとなるそうです。
介助犬の貸与は無償となっており、日本全国の希望者の方に対応されています。
介助犬を持つことに興味がある方は、是非気軽に問い合わせてほしい、とのお話でした。
会場では車いすの方を想定し、物を拾ったり、靴や靴下を脱がせるデモンストレーションを見せていただきました。
一見拾いにくそうなパスケースなどの薄い物も上手に拾い、パートナーの方の手にきちんと渡してくれます。
靴と靴下を脱がせるデモンストレーションでは、車いすの方の足を組ませるところから始まり、口を使って上手に脱がせていました。
他にも、
- 指示したものを持ってくる
- 緊急連絡手段の確保
- ドアの開閉
- 車いすの牽引
- 起立・歩行補助
- スイッチ操作
など、介助犬には出来ることがたくさんあります。
また、使用者の方1人1人にあわせて様々な動作をすることができるそうです。
現在、社会福祉法人 日本介助犬協会は長久手市のふるさと納税制度を活用したクラウドファンディング型のふるさと納税「犬の可能性は無限大! 一歩踏み出すあなたのそばに」にも取り組まれています。
今回介助犬について伺った際にも、「介助犬の存在をもっと多くの方に知ってほしい」とのお話でした。
介助犬がもっと広まれば、日々の暮らしがよりよくなる方が増え、社会もより明るいものになるのではないでしょうか。
社会福祉法人 日本介助犬協会の公式サイトや各SNSでも、介助犬の詳しい活動や会の取り組みについて知ることが出来るので、興味のある方は是非チェックしてみて下さいね。
※取材では社会福祉法人 日本介助犬協会様のご協力により一部画像を無償でご提供いただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。
【団体情報】
社会福祉法人 日本介助犬協会
社会福祉法人 日本介助犬協会公式サイト(リンク先:社会福祉法人 日本介助犬協会公式HP)
X:@JSDA_ServiceDog(リンク先:社会福祉法人 日本介助犬協会公式X)
Instagram:@japanservicedogassociation(リンク先:社会福祉法人 日本介助犬協会公式Instagram)
YouTube:社会福祉法人 日本介助犬協会(リンク先:社会福祉法人 日本介助犬協会公式YouTube)
介助犬総合訓練センター ~シンシアの丘~
住所:愛知県長久手市福井1590-51
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