【富士宮市】珈琲の始め方ってこんなに手軽だったんだ…珈琲を生活の一部にしたくなる大岩珈琲の講座に参加
常々お世話になっている『大岩珈琲』さんのインスタグラムで、『3種類の珈琲飲み比べ教室の開催』の募集が出ていたので、すかさず予約してみました!
場所は富士市大淵にある雰囲気抜群で人気のカフェと評判の『珈琲とごちそう』さん。
今回は8名の参加者さんとともに、大岩珈琲の林さんが焙煎した、ケニア(深煎り)・スカイヒル(中煎り)・エチオピア(中煎り)の3種類の珈琲を飲み比べさせてもらえるそう。
産地によって豆の大きさ、厚さ、水分量が違い、それに合わせた最適な焙煎をするそうですが、焙煎士の好みによって煎り方が違うので、同じ豆を使っていても購入するお店によって味が違うんだそう。
そう聞くと、今飲んでいる珈琲は世界に一つだけの珈琲なんだ!と特別な気持ちになります。
飲む順番は、「焙煎が低いモノから飲む」のが鉄則かと思ったのですが、自分の飲みたい順番で良いのだそう。
水も硬水軟水こだわりなく、いつも飲んでいる飲料水でOK!
お湯の熱さは83度が適正言われているけれど、沸騰したらやかんの蓋を開けて2分ほど冷ますという方法で充分。
珈琲を淹れるって繊細な作業なのかと思っていましたが、かなりアバウトな感じで良いみたい!
参加者のみなさんで珈琲談話を楽しみながら、珈琲豆をミルで挽きます。
珈琲を淹れる合間に、林さんのためになる話も聞くことができます。
カレーに例えておいしさのヒエラルキーを考えると、底辺は工場で大量生産されているレトルトカレー。
中位はお店で提供されるお店の人が作った味。
そして高位は自分で作る、もしくは家族が作るカレー。それは『懐かしい味』・『思い出の味』といった他では再現できない付加価値があるから。
なぜ例えがカレーだったかは不明なところ(林さんがカレー好きなのかも(笑)ですが、確かにどんなにおいしい、高級なものを食べても、母が作ってくれた思い出のある味がやっぱり一番好きです。
丁寧にドリップされた珈琲をみんなで頂きます。
実は今回使われている道具は、ダイソーさんやカインズさんで手に入るもの!
2000円くらいで、自宅で珈琲を淹れる必要な道具が揃えられちゃうなんて、珈琲の入口ってとっても手軽なんですね。
淹れたて 挽きたて 焼きたて
3たてが揃った珈琲は何とも言えないコクがあり透き通った味です。
そして実は淹れたてでなくても、焼きたての豆は時間が経ってもおいしさが損なわれないんですって!
珈琲って冷めてしまうとまずくなるって思っていたのですが、味は変わるけれど、熟成されたような味わいになるんですね。
朝の忙しい中で時間をうまく使う段取り力が自然と身につき、1日に無駄がなくなると教えてもらって以来、毎朝珈琲を淹れていますが、少し多めに淹れてお昼にはアイスコーヒーを楽しんでみようかと思います。
食べるとき、飲むとき無意識ではなく、意識していると味が分かるようになり、それが自然と身についてくると、違いが分かるようになってくるそう。
3種類の淹れたて珈琲と冷めた珈琲を飲み比べするしていると、味覚に意識が行きただ「おいしい」ではなくて、味の違いが判別できます。
自分のベストなコーヒーを淹れられたり、淹れた珈琲を褒められたりすると嬉しくなりますよね。
好みを探しながら、豆の種類、淹れ方を模索してみよっと。簡単に始められるのに、珈琲って奥が深い!
1時間の講座はあっという間で、講座が終わった頃には参加したみんなが、初めから友達だったみたいに仲良くなれました。
これも焙煎の魔術師林さんの珈琲の魔力ですね!
雰囲気が素敵な開放感ある人気のお店『珈琲とごちそう』で、提供されているのは大岩珈琲のオリジナルブレンド『さえずり』なんだそう。
料理は苦手な私ですが、家族の記憶に残る珈琲を淹れられるようになりたいなぁと、こもれびの間から聞こえる心地良い小鳥のさえずりに、耳を傾けました。