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イライラして自己嫌悪の悪循環をなくすには?育児のイライラ対処法3選!

保育士ごんちゃん保育士/チャイルドカウンセラー

こんにちは!しゃーごんです。

現在、保育士として地域の公民館や療育教室で親子遊び講座をしたり、地域の保健師さんと一緒に子育て講座にまわったりするような働き方をしながら、子育てに関する情報発信をしています。

みなさんは子育てをしていてイライラすることありますか?私はあります!(笑)

おそらく「全然ないです!」って答える方のほうが少ないんじゃないかと思います。人間、喜怒哀楽がありますから、笑ったり怒ったりして当然なんですよね。

でもなるべくイライラせず、笑って穏やかに過ごせたらなと、私もつねづね思っています。

今回は、子育てでイライラしてしまう時の原因や私なりの対処法についてのお話です。

今回の記事は音声配信(Voicy)でも聞くことができます。

▼イライラの原因とは

みなさんは日々の生活や育児でどんな時にイライラしますか?

イヤイヤ期だから常にイライラしている、遊び食べをするからつい怒ってしまう等、人によって違っていると思います。

特に子育ては予想外のことが起きますもんね!自分が立てた見通しの通りにいかないことも多いですし。

それに加えてたくさんのやらないといけないことや、やりたいことがあって、でもなかなか思い通りにいかないことも多いですよね。

そもそもなんで育児をしていてイライラしてしまうのかを考えてみると、私の場合子どもの行動に原因があるというよりは、自分に余裕がない時がほとんどだと思ったんです。

要するに、自分に余裕があれば、怒るようなことじゃないのに、余裕がないせいでイライラしてしまってるんですよね。

その「余裕がない」の具体的な状況というのは、何かやらないといけないことがあって時間に追われていたり、自分の予定通りに物事が動いていなかったり、単純に体調が悪かったりとかですね。

▼子どもに原因はないの?

そうは言っても「子どもに原因があることもある!」って思いたくなることもありますよね。

例えば1歳くらいの子どもだと、いきなり顔面を叩いてきたり、投げてほしくないものを投げたり、いきなり親の怒りのボルテージが上がってカッとなってしまうような行動をすることがあります。

でも冷静に考えると、子どもは自分の力を試していたり、自立に向かって行動しているだけだったりするんですよね。

叩くという行動には「言葉にならない気持ち」が現れていて、投げるという行動は「投げたらどうなるかな」などの純粋な好奇心によるものです。

そのため、いかに自分が冷静でいられるか、自分の機嫌をいかに自分で取り続けるかがとても大事だと思います。

イライラしたり怒ったりしたとき、いちばん悲しくなるのはその怒ってしまった本人ですよね。

本当は怒りたくないのに怒ってしまうから、寝顔を見ながら懺悔したい自己嫌悪の気持ちが生まれるわけです。そんな経験、1度はありませんか?

▼無駄にイライラしないためにできること

それでは、どうすれば子育てで無駄にイライラせずにいられるでしょうか。

イライラするときは、心が瞬発的に反応している状態なので、頭ではわかっているのに…っていうことも多いですよね。

そのため、考え方を変えるというよりは、あらかじめ対策をしておくのがいいと思っています。

こんな時はこうする、というふうに決めておくということですね。私が実践していることの中から、今回は3つご紹介します。

イライラのパターンを知って対策する

人によってイライラしやすい状況は違うので、まずはそこを自覚するのが大切です。

例えば私の場合は、泣き声を聴き続けたり、うるさい状況が続いていたりするとイライラしやすいです。もともと子どもの声に限らず、うるさい音や大きい音が苦手なところがあります。

そのため、そういう時に自分はイライラしやすいと思ったので、寝かしつけでとてもぐずっている時や、なかなか泣き止まない時などは、イヤホンをして音楽や音声配信を聴いて気をそらすことにしました。

私の場合は、特に昼寝の寝かしつけが1日の中で一番イライラしやすいので、物理的な工夫で乗り切っています。

他のママさんの例だと、食べる時に汚されることにイライラしてしまうので、そばにたくさん雑巾を用意しておく工夫で乗り切っている方もいらっしゃいました。

人それぞれにイライラのパターンは違うので、まずはそこを自覚するのが大事ですね!

真っ向勝負しない

これは特に、イヤイヤ期の子どもと接する時に意識していることですね。私の娘も現在2歳1ヶ月なので、まさにイヤイヤ期と呼ばれる時期を過ごしています。

何をするにしても「いや」が出てくるようなお年頃なので、それに対して無理やりさせようとすると、親も子どもも疲れてしまうんですよね。

例えば「着替えたくない!」とか「オムツ変えたくない!」とか言われたとします。

そこで親が「着替えさせたい!!」と思って、させようさせようと奮闘すればするほど、いやいやがヒートアップしてしまうことがあるんですよね。

なので本当に「今じゃないとだめ」という状況以外は、「まぁいいや、着替えたくなったら言ってね」と言って一旦やめます。

そして、例えば「なにかを食べたい」や「これで遊びたい」など子どもの方からやりたいことを言ってきた時に、そのタイミングで「じゃあ着替えてからにしよっか」と、してもらいたいことをサッと提案すると意外とうまくいくことが多いです。

このように子どものいやいやには、真っ向勝負するのではなくうまく気をそらしながら子どものやりたいことにくっつけて乗り切るというのが、私が実践しているイライラ回避でありオススメの方法です。

動画や写真を撮る

例えば、子どもが「ギャー!!!」と激しく泣いていたり、癇癪を起こしていたりして、どうしようもない状況があるとします。

それに対して親が「わーっ」と怒ってしまうと、それがおさまることよりもヒートアップすることがほとんどなんですよね。

もし怒ったことでおさまるとしても、あまり持続可能性がなくて、恐怖に訴えて言うことを聞かせるのは長期的な視点で見ていい親子関係が築けると思えないです。

そのため、一旦どちらも冷静になる必要があります。

アンガーマネジメントの考え方に、6秒ルールというものがあるのですが、聞いたことありますか?これは怒りの感情が生まれたとき、理性が介入して冷静になるまでに6秒ほどかかるといわれている話なんですね。

この数秒さえ待てれば、「あんなことをしなければよかった」「あんなふうに言わなければよかった」という、瞬間的な怒りの爆発で生じる後悔をぐんと減らすことができるんだそうです。

でもその場で6秒耐えるって、自分の意思次第ですし、かなりハードル高いですよね…!

だから怒りそうになったら、写真や動画を撮ります。画面越しに泣き叫ぶの子どもを見ていたら、少し気持ちが落ち着いてきます。そして6秒以上撮ったらやめます。

そうすると、ちょっと自分が冷静になれていることに気づくと思います。

しかもこれのいいところは、数年後にはもう二度と見られない今の子どもの姿を残せるっていうところなんですよね!

普段写真を撮る時って「子どもが何かできるようになったとき」や「どこかへ出かけて楽しいとき」等が多いのではないでしょうか。

子どもが泣いてるときや、親自身が一生懸命対応しているときって、あまり写真や動画に残していないということはないですか?

子育ては、今その瞬間はその時期の問題にぶちあたっていて必死ですが、少し経ってみたら「なんてことなくなってる」ってことありませんか?

例えば2歳ごろだと、産後すぐ新生児のときは大変だったなぁって思いますが、二度と戻れないかわいい姿がそこにはあったはずなんですよね。

だから少し経つと戻りたくても戻れない、二度と見られない子どもの姿が目の前にあると思って、その姿を写真や動画に収めながら自分の気持ちを落ち着けられたらいいんじゃないかなって思いますね。

▼できるところから実践してラクになろう!

怒ると子どもにとっても親にとってもいいことがないんですよね。怒るエネルギーって人をとても消耗させます。怒らないでいられる方が親もラクに生きていけます。

そして自分の都合でイライラするっていうことを日常から取り除いていって、冷静に考えて「子どもに伝えたい、教えたい」と思うことが、子どもを親としてちゃんとしかるっていうことにもなるんじゃないかと思います。

こうしていれば、感情的に怒ることと、しかることの区別も自分の中でつけやすくなりますよね。

やっぱり人を言葉や暴力で傷つけたり、やってはいけない悪いことをした時は、親はちゃんと人生の先輩として子どもに教えてあげる必要があります。

そんなときも、怒りにまかせてではなく、さとすように叱れるといいですよね。

そのためには、常日頃無駄なことで怒らないように、自分の機嫌を取り続けることが大事だなぁとつくづく思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう!

保育士/チャイルドカウンセラー

国立大学で子どもの自立支援について研究中の子育て支援保育士。九州大学教育学部卒。2019年2月に女の子、2021年11月、2023年10月に男の子を出産した3児の母。HSP(Highly Sensitive Person)の気質を持ち、人生で2度のうつ病を経験。現在はがんばりすぎるのをやめて「無理せず自分らしく」がモットー。育児のお役立ち情報やライフハック、子どもと楽しく過ごすための遊び心などを発信。

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