今さら聞けないQR決済 増税前にキャッシュレスを始めると5%おトクに?
10月からの消費増税に向けて各社キャッシュレスのキャンペーンを打ち出しています。中には5%キャンペーンをしている会社も。複数の企業がペイサービスを運営しているのでその違いが分からない人も多いでしょう。
「そもそもXXペイとは?」
そもそもXXペイとはQRコード決済のことです。私が住んでいるシンガポールでも普及しており、日本でも最近普及し始めたサービスです。
決済の仕組みはスマホの対応アプリの画面上でQRコードを読み込んで支払う形。お金のチャージはクレジットカードやデビットカードなどと連携させたり、銀行口座などからお金を振り込んだりすることで行えます。
スマホさえ持っていればお財布がいらなくなるので便利なサービスです。ですが、自由競争でサービスが乱立しているために消費者としては一体どのサービスを利用すればよいのか分かりにくいです。
どんなサービスがあるの?
QR決済のペイサービスは楽天ペイ、PayPay(ペイペイ)、LINE Pay(ラインペイ)、d払い、Origami Pay(オリガミペイ)など大きな会社だけでも5社もあります。
それぞれ標準のポイント還元率やキャンペーン、利用できる店舗などが違います。
一般に各社のサービスで定型クレジットカードと連携させると還元率がよくなります。例えば、楽天ペイは楽天カード、PayPay(ペイペイ)はヤフーカードと連携させて支払うと、還元率が上がります。
また、各社、頻繁にキャンペーンを実施しています。例えば、今月の対象店舗で10%還元といった形です。キャンペーンに参加するには、事前に各社のホームページでチェックをしてエントリーをする必要があります。このおトクを得るためには、諸要件を全部満たさないと対象にはならず、また上限額がある場合も多いです。しっかり確認をして、その通しの処理を行えれば、おトクな還元率が教授できるので抜け目なく獲得したいものです。
ポイントの汎用性をチェック
1.5-3%還元など魅力的な還元率のキャッシュレス決済ですが、現金キャッシュバックではなく、ポイントを対象店舗で利用することになります。当然、貯まったポイントの汎用性が高いサービスを利用することが大切になります。
クレジットカードなどとの連携など利便性の高さも選ぶポイントになります。カードを増やしたくないという人は手持ちのカードと連携をしているサービスを利用するとスムーズかもしれません。
ポイントはなるべく集約させよう
初めて利用するとポイントバッグなどといった形で加入促進キャンペーンを行なっている会社も多くあります。レジ脇でXXペイで支払うと特別価格といったキャンペーンも見かけます。複数の会社を登録すればポイントバッグはもちろん受けられますが、それは最初の一回だけという場合も多いです。セキュリティ問題もあるために複数のサービスに情報を置かない方が安全でしょう。
また、ポイントを一つの会社に集約させるという考え方は重要です。ポイントは貯めればいいものではなくて、いずれ利用するからです。まとまった金額の方が利用価値も高くなります。
また、一定以上の金額の利用があるとステージが上がって、限定ポイントを付与するなどのお得意様だけが受けられるキャンペーンが実施されることも。少額をいろんなところでやるよりはある程度決めうちをした方が効果的なのです。
おトクな情報は各社ホームページやアプリから
10月の消費増税に向けて各社、キャッシュレス決済を定着させようと盛り上がりを見せています。政府主導でキャッシュレスを推進させているためにこの流れはますます加速するでしょう。マーケティングコストがこの市場に大量に投入されている今、消費者も波に乗った方がおトクを享受しやすくなるということです。
おトク情報を知りたければ各社ペイサービスのホームページのキャンペーンページを頻繁にチェックしましょう。楽天ペイやPayPay(ペイペイ)などは期間限定店舗で高還元率キャンペーンを実施することも多く、その波に乗ればかなりおトクが大きいです。また、増税前後もキャンペーンが予測されるので要チェックです。
もちろん、こうしたキャンペーンは消費を誘発するものでおトクとは言え支出が増えることになります。本当に必要な物に限定をして利用価値を見極めるとおトクな消費生活が送れるでしょう。