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知っておきたい!【全国ドーミーイン朝食】3つの密かな人気メニュー

瀧澤信秋ホテル評論家
天然温泉 霧桜の湯 ドーミーイン鹿児島(筆者撮影)

1月に掲載された『ドーミーインは何が凄いのか? “印象に残った”朝食メニューベスト3』が広く拡散、読者のみなさまからSNSなどを通してドーミーインのお気に入り朝食メニュー情報もいただきました。

また、3月15日に放送されたTBS「マツコの知らないビジネスホテルの世界」ではドーミーインもフォーカスされ、“ドーミーイン”がトレンドワード入りするなど、ホテルそのものの人気も改めて認識させられました。

ドーミーインは何が凄いのか? “印象に残った”朝食メニューベスト3

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出演者が解説!3/15放送TBS【マツコの知らない世界】で紹介したホテル(ビジネスホテル編)

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チェーンクオリティという点からも、ビジネスホテル朝食として根強い人気を誇るホテルブランドだけに広く関心が寄せられたと思っていますが、ビジネスホテル全体としても、“ビジホ朝食”がひとつのカテゴリーとして認知されつつあると感じています。

参考)前回紹介した3つの朝食メニュー

天然温泉 幸鐘の湯 ドーミーイン東室蘭(北海道室蘭市)

室蘭B級グルメ「豚焼き鳥」

天然温泉 紺碧の湯 ドーミーイン高知(高知県高知市)

かつお飯と薬味たっぷり「かつおのたたき」

天然温泉 さんさの湯 ドーミーイン盛岡(岩手県盛岡市)

コシの強さがクセになる「盛岡冷麺」

朝食以外のドーミーインの特色については前出記事を参考いただくとして、朝食について前回ベスト3として紹介しましたが、続編となる今回はベスト3という形ではなく、各地に展開するドーミーインの中で最近出向いた中から、密かに宿泊者に人気かつ筆者の印象に残った“3つの朝食メニュー”として紹介、さらに番外編として“プラス1”という構成になっています。

サウナ好きにも人気のドーミーイン(筆者撮影)
サウナ好きにも人気のドーミーイン(筆者撮影)

個人的にドーミーイン選びの理由といえば“サウナ”でもあり、そうした点からも利用頻度の高いホテルですが、本記事の宿泊は公式に朝食取材を目的としたものではなく、他の私用で宿泊した際の記録が含まれており、写真のクオリティ等についても専用に機材など用いていない点などご容赦いだたければ幸いです。

ドーミーイン朝食人気メニューその1

天然温泉 神威の湯 ドーミーイン旭川「豪快盛海鮮丼」

北海道のホテル朝食は全体としてクオリティは高く、“北海道ホテル朝食合戦”などとメディアでも紹介されるほど。特に海鮮メニューの充実はデフォルトとなっており多くのホテルが力を入れるところです。それはビジネスホテルでも同様で、ジャンル不問の全国ホテル朝食ランキングでも、北海道のビジネスホテルがランクインしているのを時々見かけます。

(筆者撮影)
(筆者撮影)

全国チェーンとしてはドーミーイン北海道店舗の海鮮メニューは評価が高いことで知られ、ドーミーインと同一の運営会社である「ラビスタ函館ベイ」の朝食は人気テレビ番組で度々取り上げられるなど高き知名度を誇ります。

(筆者撮影)
(筆者撮影)

そんな北海道のドーミーイン朝食海鮮メニューで印象に残ったのが、ドーミーイン旭川の海鮮コーナーでした。海の幸たっぷり「豪快盛海鮮丼」と銘打ち、特にいくらは見た目だけでなく醤油漬けにした濃厚な旨みも特徴。海鮮用酢飯もあります。海鮮だけではありません。ビーフシチュー、揚げたて蟹クリームコロッケなど熱々メニューも充実しています。

ドーミーイン朝食人気メニューその2 

明神の湯 ドーミーインPREMIUM神田「旅籠蕎麦」

前回の記事も含めこれまで見てきたとおり、ドーミーインでは“ご当地メニュー”に力を入れていますが、ご当地といえば地方ならではといったイメージでしょうか。大都市でも名古屋なら名古屋めし、大阪なら独自のグルメは散見されるものの、さて東京都心といえばどうなのでしょうか、興味があるところです。

(筆者撮影)
(筆者撮影)

ドーミーインPREMIUM神田は、神田須田町交差点に面する好立地ホテルですが、ご当地メニューはなんと「旅籠蕎麦」と銘打った日本蕎麦。ドーミーインで蕎麦といえば、長野で信州そばを体験したことがありますが、確かに江戸=神田=蕎麦というのはなるほど、であります。

(筆者撮影)
(筆者撮影)

至近には名店も多いですが、朝食の蕎麦に注力するという支配人さんに「すぐそこに神田まつやさんもありますね?」などと話を振ると、「いやいやそんな比べられてしまうと…」とご謙遜されますが、無論本格的な名店蕎麦と比べるのは野暮であるのは当然として、ビジネスホテル朝食ブッフェで提供される蕎麦と考えれば特筆すべきクオリティです。

冷/温選べるのも◎、ゆで加減コンマ何秒というところまで研究したといいますが何より嬉しいのはトッピング類です。からっと揚がった天ぷら(海老・スナップエンドウ・さつまいも・とり梅しそ巻)やとろろも並びます。

ドーミーイン朝食人気メニューその3

天然温泉 霧桜の湯 ドーミーイン鹿児島「黒豚メンチカツ」

オススメ朝食メニューの紹介記事ということで、どうしても主観や好みが入ってしまうことをお許しいただきたいのですが、メンチカツは個人的に大好きなメニューのひとつ。そんな筆者がドーミーイン鹿児島で唸ったのが「黒豚メンチカツ」。ジューシーで甘みも感じる黒豚、その味わいの余韻に浸れます。リピーターにもファンの多い鹿児島の密かな人気メニューとのこと。

(筆者撮影)
(筆者撮影)

カツ系の揚げ物については衣の粗さなども含め気になる点は多々ありますが、こちらのメンチカツはかなりサクツとした食感が印象的。支配人に聞いてみると「特に秘訣などはないですが…」といいます。体験した日がたまたま良かったのか真偽は定かではありませんが、コーナーには一般的なソースに加えトマトソースが並んでるのも個人的にツボであります。

(筆者撮影)
(筆者撮影)

こちらで有名な人気メニューとして「しゃぶしゃぶ」もありますがもちろん黒豚。さつま黒豚は時間をかけて飼育されており、引き締まった肉質で歯切れがよくさっぱりしているのも特徴とされますが、やはりしゃぶしゃぶには用意されているさっぱりポン酢がよく合います。その他、ご当地メニューとして鶏飯もありました。

ドーミーイン朝食人気メニュー(番外編)

天然温泉 紺碧の湯 ドーミーイン高知「プレミアムプリン」

前回記事で「鰹のたたき」を紹介したドーミーイン高知ですが、もう一品紹介を忘れていたのが「プレミアムプリン」。一度メニューの見直しで出されなくなったといいますが、ファンからまた食べたいという声が多かったメニューということで復活した経緯があります。

(筆者撮影)
(筆者撮影)

ひとつひとつ手作りしているというプリンですが、美味しさの秘訣のひとつは高知で有名な「ひまわり牛乳」を使用していること。しぼった生乳を殺菌しただけ、成分無調整で自然そのままの味わいがプレミアムプリンの美味しさのベースにあります。

*    *     *

ところで、鹿児島でも高知でもそして東京でも、この時期のドーミーイン朝食で見られるのがデザートのイチゴ。もちろん季節感も大切にしているといいますが、丁寧にヘタがカットされているので、何個食べたのかわからない!?なんて声もイチゴ好きから聞こえてきそうです。

(筆者撮影)
(筆者撮影)

コストも相当かと思料しますが、高知は高知、鹿児島は鹿児島などまさにご当地産イチゴというのも特徴でそれぞれ個性があります。ところで東京では「神田のイチゴはどちらのですか?」と支配人に聞いたところ「長崎です」とのこと。クオリティはもちろん流通なども考慮して選んでいるといいますが、いやはやドーミーイン朝食のご当地性の裏にはたゆまぬ努力が垣間見られます。

まだまだ魅力的な朝食メニューが目白押しのドーミーイン。今後も折を見て“3つの朝食メニュー”シリーズとして紹介できればと思います。

ホテル評論家

1971年生まれ。一般社団法人日本旅行作家協会正会員、財団法人宿泊施設活性化機構理事、一般社団法人宿泊施設関連協会アドバイザリーボード。ホテル評論の第一人者としてゲスト目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。人気バラエティ番組から報道番組のコメンテーター、新聞、雑誌など利用者目線のわかりやすい解説とメディアからの信頼も厚い。評論対象はラグジュアリー、ビジネス、カプセル、レジャー等の各ホテルから旅館、民泊など宿泊施設全般、多業態に渡る。著書に「ホテルに騙されるな」(光文社新書)「最強のホテル100」(イーストプレス)「辛口評論家 星野リゾートに泊まってみた」(光文社新書)など。

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