【消防車、買ってみた】#42 消防車(日産アトラス) まさか落札 サイレンで皆笑顔 ボランティアにも
オークションで落札 自家用に改造
消防車をプライベートで使用する34歳の会社員、うつみさん。
今まで23台のクルマを乗り継いできたという彼は、官公庁オークションで何気なく入札したところ買えてしまったといいます。
納車されてから赤色灯を外したり、消防の文字を消して自家用車として車検に適合するようにしたのだとか。
通常8ナンバーですが、後部のハシゴかけを切るなどして全高を抑え、4ナンバーに構造変更したとのこと。
もともとの消防車仕様からさまざまな装備を削った結果、車重は500kgほど軽量化され2060kgになっています。
軽量化のおかげで重量税が安く済むほか、現行の普通免許でも運転可能になったとのこと。
サイレンやスピーカーは現役 年間2万km以上走破
車内を見ると消防車ならではのスイッチ類が残されており、投光器やスピーカーなどは今もそのまま使用可能です。
ディーゼルエンジンではなく2Lのレギュラー仕様のため、キャラバンなどとそれほど違和感なくスムーズに走ります。
地域の消防団用だったというこのクルマ、購入時の走行距離はわずか3600kmだったのだとか。
それが今や約4万8000kmとなり、年間2万km以上を走破しているそう。
軽自動車よりも小回りが効き、6人が乗れ、積載量も豊富なことから最高の実用車だと語ります。
様々な用途で活躍 ボランティアにも
友人たちと草津旅行にいくなど、コンビニやスーパーなどの日常からレジャー使いに大活躍しており、高級ホテルまで乗りつけることもあるのだとか。
さらにこのクルマで能登の地震被災地や各地の豪雨災害のボランティアに出かけているといいます。
せっかく買ったからには人助けに有効活用したいと語ります。
今後もさらにマルチに活躍できるクルマを目指して改良を続けていくつもりだとのこと。
乗り心地が悪い点をのぞけば全て満足しているというこのクルマ、次に引き継ぎたい方がいれば譲ることも検討すると語ってくれました。