2024年6月14日に「緑町公園」周辺にある戦争遺跡を見に行ってきました。

「コインランドリー みどり町公園店」側の歩道沿いに大きな石碑があり、その近くに「歩兵第四十一連隊歴史の大要」と記載された看板が設置されています。

この辺りには、歩兵第41連隊福山兵営があったようです。

歩兵第41連隊は1896年に創設後、1908年に広島から福山に転営してきたようですね。

福山衛戌（えいじゅ）病院では、戦傷病者の治療が行われていたようです。

看板には、多くの市民が「反戦平和を歴史に学ぶ」ことを切望する。と記載されていました。

緑町公園内には、レンガで造られた柱（将校集会所通用門の門柱）が残されています。

キレイに整備された緑町公園の中に、当時のまま残されたレンガの柱があることによって際立って見えました。

ところどころ黒ずんでいる箇所や劣化が進んでいる箇所がありました。

福山市の街並みは変化していきますが、変わらない姿で当時のまま手に触れられる場所に残されていることで、ふと立ち止まって戦争について考えるきっかけになりますね。

レンガの柱の近くには、「教育学部福山分校 広島大学之跡 生物生産学部」と記載された石碑が設置されていました。

福山市には、いたるところに戦争の跡が残されています。

旧福山市体育館の近くにある「福山護国神社跡」の神橋には、福山空襲で落とされた焼夷弾の焼跡とくぼみが残っています。

福山駅北口広場付近には「空襲の炎で焼けた石垣」が残されています。

終戦から時が経っても、福山市の複数の場所で戦争の痕跡は確認できます。

近くを通ることがあれば、立ち寄ってみてください。

緑町公園周辺の戦争遺跡については、福山市の公式ホームページをご覧ください。

歩兵第41連隊福山兵営 跡地の場所：福山市緑町9-5（緑町公園周辺）