しその「裏側は触らないで下さい!」栄養士がお願いするワケとは
こんにちは!栄養士食堂です。
厳しい暑さが続いていますね。
この時期は、食欲が出ないけれどさっぱりしているものなら食べられる…という方も多いはず。
みなさんはさっぱりしている食材といえば、何が思い浮かびますか?
わたしは「しそ」です。
お刺身に付け合わせたり、お肉に巻いてみたり…夏バテしやすい今の時期でもさっぱり食べられる野菜ですよね。
そんな今の時期に大活躍するしそですが、裏側を触るのは絶対にNGなんです。
今回はその理由をを詳しく解説します。
今回の目次
1 しその栄養について
2 選び方 ・調理のコツ
3 しその裏側を触るのがNGな理由
4 最後に
1.しその栄養について
ビタミンやミネラルが豊富ですが、特に抗酸化作用のあるβ‐カロテンと骨を健やかにするカルシウムが野菜の中でトップクラスです。また、しそには特有の香り成分ぺリルアルデヒドが含まれますが、強い抗菌作用や防腐効果があると言われています。
2.選び方・調理のコツ
【選び方】
・色が鮮やかでみずみずしいもの
・葉先までピンとしているもの
・よく縮れているもの
【調理のコツ】
断面が切ると黒く変色するため、刻む場合は食べる直前に切りましょう。
3. しその裏側を触るのがNGな理由
お待たせしました!「しその裏側を触るのがNGな理由」を解説していきます。
その理由は、しその抗菌力が減ってしまうから
しその香り成分ペリルアルデビドには、高い抗菌作用がありますが、この成分は葉の裏側に集中しているので、手で軽く触るだけでもどんどん揮発してしまいます。
また、まな板にしその裏側を押し付けて切るのもNGです。
手で触るのと同様、ペリルアルデビドがどんどん失われてき、香りと抗菌作用が約8割も減ってしまうと言われています。
しそを切るときは、しその裏側とまな板を接触しないように、表側をまな板に、裏側を上にしましょう!
<しその正しい千切り方法>
①しそは洗ったらよく水気を切り、複数枚重ねます。
②しその表側をまな板側に、裏側を上側にしてくるくると巻いていきます。
*手で裏側を触れるだけでも香り成分のペリルアルデビドは失われていくので触らないよう気をつけましょう。
②端の方から好みの太さに切ればOKです。
4.最後に
いかがだったでしょうか。
しそは、葉の裏側を触るだけでも抗菌作用が失われていきます。しその抗菌作用は裏側に集中しているので、切るときは、表側をまな板に、裏側を上にして、なるべく裏側を触らないように切りましょう!
この方法でしそを切れば、抗菌作用が失われにくくなります。
ぜひ参考にしてみて下さいね!
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