子ども3人、中高生がいても「楽に貯蓄をする人」が“ケチらない”3つの支出とは
中高生がいると、様々なことにお金がかかるものですよね。ましてや、子どもが3人もいればなおさらです。
そのような中「楽に貯蓄を継続している人」は、どのような支出なら”ケチらず”出すのでしょう。
今回は、家計管理アドバイザーから見た「中高生の子どもが複数いても貯蓄を継続する人がケチらない支出」を紹介します。中高生の子どもの支出が多い人は、参考にしてみてくださいね。
1:書籍の購入費用
お子さんがいるご家庭では、「子どもの教育費はケチりたくない」と答える人が多いものです。しかし、子どもが3人いると、どうでしょう。
私立校の学費が子ども1人年間100万円でも、子ども3人では年間300万円。おまけに塾の費用まで支払うとなると、現実的にはほぼ不可能なご家庭が大半です。
そのため、「中高生の子どもが複数いても楽に貯蓄をするご家庭」では、私立よりは公立、塾の費用はできるだけ節約しようと考える方が多くなります。収入にゆとりがあり、私立を選択したとしても、塾の費用までは難しいことが多くなります。
とはいえ、「貯蓄をするためにお子さんの進路をあきらめる」ということではありません。塾の費用は多少ケチっても、本や学習のための参考書にかかる費用は惜しまないなど、最大限の学習サポートをするご家庭が多く見られますよ。
2:丈夫な小物類
中高生になると、通学のためのバッグ、靴、コート、マフラー、手袋など様々な小物類が必要になります。
子どもが3人いると、このような小物類ほど節約すべきと考える人も多いかもしれません。しかし、「中高生の子どもが複数いても楽に貯蓄をするご家庭」では、反対にできるだけ丈夫で良いものを購入しようとします。
なぜなら、子どもが3人いれば、安い代わりにすぐに買いかえが必要なものを何度も購入するより、丈夫で良いものを長く使った方が、結果として節約になるからです。もちろん、ブランド物など高級すぎるものを子どもに持たせるということではありません。ある程度、品質の保たれたものへの出費を惜しまないということです。反対に、長く使うことのない消耗品は、できるだけ安く済ませることで節約しようとする人が多いですよ。
3:家族で過ごすための費用
子どもが中高生になると、一度の外出でも大きな費用がかかるようになります。子どもが3人、全員が中高生になると、両親を含め大人5人分ですから、どこへ行くにも大変高額になります。
さらに、子どもが中高生ともなると、行動範囲が広くなり、家族とスケジュールが合わないことも多くなります。子どもが複数いれば、なおさら予定が合いません。そんな中、家族そろって行動できる日はとても貴重になります。
そのため、家族が揃って出かける日は「好きなものを食べよう」「思い切って旅行に行こう」など、「家族の時間ための費用は惜しみたくない」という人が増えてきます。「子どもが成人するまであと少しの時間を大切にしたい」という気持ちに対する費用は、それほど多くはなくとも、他の費用を削ってでも確保したいという人も多く見られますよ。
まとめ
「中高生がいても貯まる家計」にするには、お子さんが少ない家庭や、お子さんがまだ小さい家庭よりも工夫が必要です。
”ケチらず出す費用”と、”節約する費用”をしっかり区別し、まんべんなくすべての支出が多くなることを防止すると、中高生の子どもが複数いても、貯蓄を継続できる可能性が高まりますよ。