【料理あるある】「レシピ通りなのに失敗した!」の原因と解消法
「レシピ通りに作ったのに、なぜか失敗してしまう」。料理が苦手な人や、料理初心者さんには、結構ありがちなことですよね。それには、ちゃんと原因があるのをご存じですか? 今回は、元家政婦で家庭料理スペシャリスト資格を持つ私が、その原因と解消法をお伝えします。
実はレシピ通りに作っていない!
「レシピ通りに作った」と思っていても、実はレシピ通りに作れていないことが、失敗のほとんどの原因です。レシピには、「ほぼレシピにしか出てこない言葉」がありますよね。たとえば、「ゆでこぼす」とか、「ひたひた」とか、「ひとつまみ」とか。「塩少々」であっても、それがどのくらいの量かを、きちんと把握していない人も多いのでは?
「塩少々」は、約0.2gで、人差し指と親指でつまんだ量。「ひとつまみ」は、中指も足した3本の指でつまんだ量で、約1gです。「ゆでこぼす」は、一度食材をゆでて、その湯を捨てること。「ひたひた」は、水面から食材が出るか出ないか程度の状態です。レシピに出てくる言葉で、よくわからない言葉、なんとなくで解釈している言葉がある場合、調べてから作ると失敗が減らせます。また、よくわからないからと工程を省略したり、飛ばしたりしないことも大切です。「初めて作るレシピは、すべて忠実に行うこと」が、とても重要ですよ。
最初からアレンジしない
「レシピ通り」と言いながら、ちょっと隠し味を入れてみるなど、アレンジを加えていませんか? 料理をしているうちにノッてきて、「これを入れた方がおいしいかも?」「きっと、この調味料が合うはず!」なんて、色々やってみたくなりますが、それはやめておきましょう。素人は隠し味を隠せないことがほとんどです。「入れなきゃよかった…」になってからでは遅い。「チョイ足し」は、食べる直前にいくらでもできますから、まずは、本当にレシピ通りにするのが失敗しない近道ですよ。
レシピ投稿サイトでのレシピの選び方にも注意
たくさんのレシピが集まっている、レシピ投稿サイトは便利ですよね。でも、そこにも落とし穴があります。レシピ投稿サイトは、誰でもレシピを投稿できるため、プロのレシピばかりではありません。もちろん、優秀なレシピもたくさんありますが、中には調味料の量などが間違って記載されている場合も。普段からよく料理をする人なら、間違いに気がつくかもしれませんが、初心者にはわかりませんよね。そんなときは、作ってみた人のレビューを参考にしましょう。レビューがたくさんついていたり、おいしかったのコメントがあったりするレシピなら大丈夫。初心者さんは、レビューまでよく読んでレシピを選ぶのが大切です。また、ランキング上位のレシピから選べば、間違いありませんね。
本当に「レシピ通りに作れているか」を確認しよう!
「レシピ通りに作ったのに失敗した」の原因のほとんどは、「実はレシピ通りに作っていない」ということです。本当にレシピ通りに作れているかを確認することで、料理の失敗は減らせますよ。わからない言葉や、合っているか怪しい言葉は一度調べて、工程を省略せず、アレンジもしない。これで料理の失敗は回避できます。詳しくは、私のサイトの関連記事元家政婦が教える「簡単に料理の手際をよくする方法」もご覧ください。