味噌煮込みうどん、ひつまぶし、手羽先など、多彩なラインナップを誇る「名古屋めし」。しかし、県外の方々にはあまり知られていないローカルグルメがまだまだたくさんあることはご存知でしょうか？

今回は、地元の美味しいものを食べ歩くローカルライターである筆者が、厳選した絶品『裏名古屋めし』をご紹介します。

好来系ラーメン　総本家 好来道場

名古屋市民でも知る人ぞ知る「好来系ラーメン」。鶏がらと豚骨、野菜を煮出し、ライトで優しい味わいながら、深みを備えた淡麗系ラーメンは、多くのラーメンマニアを虜にしています。そんな好来系の元祖は「総本家 好来道場」さんです。

今なお創業当時の佇まいを守っており、好来系ファンの聖地となっています。おすすめはスタンダードな「松」です。鶏ガラ7割、豚骨3割の黄金比率、野菜の優しい旨味が溶け出したスープは、食べ進めるごとに染み渡っていくような味わい。

スープがあっさりとしていることで、麺の香りまでしっかり感じられます。途中で、高麗人参酢を入れることで、鮮やかに味変され、滋味深さが増していくのがポイント。薬膳ラーメン元祖の味を堪能しましょう。

ころうどん　うどん錦

主に岐阜や愛知で食べられている、冷たいかけうどんの愛称「ころうどん」。一見似ているようで、ぶっかけうどんとは全然違うんですよね。

筆者イチオシのお店は、食べログのうどん百名店にも選ばれている「うどん錦」さん。トッピングはネギのみというシンプルなころうどんをいただけます。

自家製の手打ちうどんは、もちもち&ツルツルした弾力が特徴です。一本一本が長く、喉越しも良いため、食べ応えも抜群です。風味豊かな出汁もよく合います。

麺には手打ちならではの不均一さもありますが、それが口の中の食感に変化を与えてくれますよ。卓上の七味を振りかけて、スパイシーに味変させていただくのが最高！爽快さの中にピリッとしたアクセントも出て、本当に美味しいです。

えびかつ　百年亭

名古屋めしの代表格であるエビフライととんかつ（味噌カツ）。その両者の良さを兼ね備えたえびかつも、密かに名古屋めしとして知られています。美味しいえびかつを堪能するなら、天白区の住宅街に佇む「百年亭」さんが一押しです。

大きな海老を6尾使って揚げたかつを、4枚に切って提供されるえびかつ。表面はサクサクとしており、中の海老はぷりぷり。そして、海老と衣の間に挟まれた青じそが風味のアクセントを生んでくれます。

そんなえびかつにつけるのが、自家製の梅マヨソースです。甘酸っぱい梅の風味が、マヨネーズと絶妙な相性を見せてくれます。極めつけは、セットにつく梅ご飯の上に乗せて。ほのかな酸味のあるご飯と合わされば、一層えびかつ&梅マヨネーズの美味しさが引き立ちますよ。

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