【橋本市(高野山エリア)】『夢が飛び出すおもちゃ箱』今年10周年のFMはしもとの想い
地域の皆さまに愛されている「FMはしもと」は平成25年に開局され、今年で10周年。
いつもは取材する側で地域の皆さまの声を拾って放送されており、放送局自体が取材されることはあまり無いと思うので、苦労話も含めて、FMはしもと株式会社 代表取締役社長 向井 景子さんにこの10年間を振り返って頂きました。
FMはしもと(81.6Mhz)は和歌山県 橋本市・かつらぎ町・九度山町・高野町をエリアとしたFMラジオ放送局です。
立ち上げ時
地域のみんなを繋げられるような、楽しいことがやれたらいいな、というシンプルな気持ちからスタートしたものの、資金や手続き、専門人材の確保、アンテナ設置場所の選定などに苦労しました。
10年間振り返って、大変だったこと
・コロナ禍中はパーソナリティが外に出づらい状況で、放送局に来れず、代わりにずっと何時間も私(向井)がしゃべることに・・・。
・24時間放送を止めることができないので、10年間ずっと機械のトラブルに気を使ってきました。
・地域の放送局として、起きる前の防災・減災関連情報の提供、災害時の地域の交通状況や被災情報の伝達に力を入れてきました。橋本市の地域特性的にも地域外からの人の出入りがあるので、周辺の大阪南部や五條市の情報収集にも尽力して、それらも発信してきました。
・リスナーの方の細かな情報は分からないので、世代を超えてまんべんなく楽しんでもらうのは難しい・・・。
・放送を通して、地域とのつながりをどう深めていけるのか?、どう伝えていけば良いのか?を日々模索しています。
それぞれの番組のパーソナリティにおいても、「地域のために」の心を持って関わってもらいたくて、全パーソナリティの9割以上が伊都管内の人で構成。ただ紙に書いてあることを読み上げるアナウンサーを募集しているのではなく、「あなたはラジオを通じて何をやりたいのか?」を重視してパーソナリティを採用しており、通年、随時追加募集しています。
続けてきて良かったこと
・放送を通じて地域の皆さんや行政の方など、様々な繋がりができたこと。
・自分自身が地域を再発見することができ、地域の情報、イベント、暮らし、人を知ることができました。
・10年もやっていると「ラジオに昔出ましたよ!」という声を時々頂き、FMはしもとを覚えてくれている人に出逢うのが嬉しい。今は県外でも聴けるので、県外の方にも知ってもらえているのが嬉しい。
・ずっと続けてきて、災害時に「ありがとう」と言われ、人の役に立てることが嬉しくて、やりがいになっています。
これからの「FMはしもと」の大事にしたいこと
・ルールはしっかり守りながらも、地域の色々な方にもっと気軽に番組に出てもらいたい。発信しないと伝わらないので、何かあったり、言いたいことを自信を持ってFMはしもとでしゃべって欲しい。
※現場にわざわざ来なくてもリモートで電話出演という形も出来ます!
※お昼と夕方に地域情報を発信しています。地域情報あれば、公式HPのリクエストコーナーか、電話からご連絡下さい。
・もっと若い人にラジオに関わってもらいたい、若い人の声を取りあげたい、届けたい。地域との直接的な絡みとしても、若い世代に少しでも社会に関わってもらいたいという気持ちから、期間限定企画として10/21から、地域を走るバスのアナウンスに中学生が参画し、停留所ごとの情報と観光案内のアナウンスを共同で制作し、車内放送に使われています。
FMはしもとの自慢を教えて
他の放送局では配信されている番組を買って流している局が多い中、FMはしもとは全番組をパーソナリティの皆さんと自分たちで作っているコト!
実はスゴイこと。
FMはしもとからのご案内
「FMはしもとアマチュア無線クラブ」を立ち上げるのでメンバー募集中!。
被災時や何らかのトラブルでスマホやパソコンがネットにつながらない時に、皆様にラジオを通じて情報収集して役立ててもらえたらと思っており、そのための情報提供者を募集しています。
伊都管内の免許持っている方で、協力して頂ける方はご連絡ください。公式HPのリクエストコーナーか、電話からご連絡下さい。
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「FMはしもと」(81.6Mhz)
住所:和歌山県橋本市東家4丁目11−4
電話:0736390816